期限後の100%より・・

ZOOM会議が増えて、この業界でも、いろいろな会合が時間通りに始まるようになった(笑)。


人のことは全く言えないが、集まる会議の場合には、お互い「あうん」の呼吸で、15分とか30分遅刻はなんとなく許容されているところがあり、そのため結局全体の会議の始まる時間が遅くなり、それに伴って終わる時間も遅くずれ込んでしまうと言うことが多かった。

ZOOM会議となってからはそれがなくなったのは大きな前進。無駄な会議は減ったように思う。自分も含めこういった会合に関する行動倫理?が正されたのかも知れない。


若干話はずれるが、書面や宿題の提出についても、同様の問題がある。

なんとなく期間を徒過して、まあそれはお互い様、という感じで過ぎていくことがある。

対裁判所ではさすがに、そのようなことは少ない(少なくとも近年の自分ではない)とは思うが、それでも結構当日に書面を出すとか、「今回は・・」という形で出すはずだった主張を次回回しにしている人はいるようである。

このことの問題は浅くなく、事件解決への時間が無用に遅延することになるし、共同事件では相代理人・弁護人に当然負担・迷惑をかけることとなる。


ビジネス上のエチケット的なことで、「期限後の100%より、期限前の60%」というのがある、と聞いたことがある。つまり、いくら完璧なものが出てきても、期限を過ぎてしまっていては価値は激減する、必ずしも十分ではなくても期限前に出すことが肝心と言うことである。

これを弁護士の活動にそのまま取り入れることはできないとは思うが、留意すべき点であるとは思うし、自分では留意しているつもりである。


やはり、このような対応をされてこちらの睡眠が削られたり、こちらがやるべき作業が増えてしまったり、他のやるべきことが出来なくなってしまったりと、迷惑は甚だしいもので。

理不尽なもので。


大概の弁護士なんて一般の業界では通用しない人材なのだろう。



ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

0コメント

  • 1000 / 1000