睡眠の質の問題というのは、多くの国民に共有されている問題のようである。
もちろん、各自の状況に応じて、問題点はいろいろあろう。私のように、幼いころから寝付きが非常に悪く、すぐに寝てしまえる人たちが不思議でしょうがなかったような人間もいる(修学旅行の際には、だいたい大部屋で自分以外の他の人間の寝息をすべて確認していたように思う。友人が夜中にむくっと起きて、寝言を言ったので、それに応対してやったこともよくある。また、学生時代、出身高校の臨海学校を夏に応援に行っていた際には、やはり自分以外の他の人間の寝息を全て確認してからようやく自分が睡眠に入るという感じだったので、身体を酷使する3週間あまりの間の寝不足は本当に大変なものであった)。他方、すぐに寝てしまえるけれども早く目が覚めてしまう人もいるようである(特に,年齢がいくと、眠りが浅くなり、早く目が覚めてしまうようである。)。
よく、適切な睡眠時間は7時間であるとか言われている。しかし、正直なところ、7時間なんて言う睡眠時間を、仕事をしながら正味で確保することなんて不可能である。
ここしばらく、Googleのfitbitというもので睡眠時間をチェックしているが、その表示の正確性はともかくとして、休日も含め正味6時間を越える睡眠を取っている日はほぼない。早くねてみても夜中に目覚めたりすることがたびたびで(その後ずっと眠れないことも稀にある)、寝足りないまま朝を迎えるという日々がもう何年も続いている。私の場合は、司法試験の受験浪人のころ、泊まりのバイトをやっており、そこではだいたい12時過ぎに寝て5時半ころ起きるような日々(週に2,3回)であったのだが、このころからこのような流れはずっと続いている(続いてしまっている。)。最近でこそ遅くまで仕事をしないようにしているものの、それでもだいたい12時過ぎに就寝し、朝は家族の関係で6時半には起きるのだが、その場合fitbitが記録する正味の睡眠時間はだいたいおおよそ5時間半程度である。
もっとも、それで日中眠くて仕方がないと言うこともさほどなく、それなりに1日を過ごせているので、これはこれでよい(しかたない)のかも知れない(最近はちょっと眠いことが増えてきているが・・)。
健康面ではもう1時間くらい正味の睡眠時間が必要なのかも知れないが、これは不可能である。そして、おそらくむこう10年くらいは、不可能という状況は続くのであろう。
健康睡眠時間に至らない生活を続けて、寿命が尽きるのが先になるのか、それとも健康睡眠時間を取れる時期がやってくるのか、よくわからないが、まあ、しかたない。
それにしても、日々の時間は本当に短いと日々感じている。
パチンコ屋に行列している連中に、もう30年以上前から心の中で願っている。「金は払いますから、その時間を買い取らせてください。ついでに睡眠短くてもいいような形にして。」。
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