オリジナルメンバーが2人になってしまったストーンズ。
ロンウッドを入れても、定番だったメンバーは3人。
2人は80歳を越えてきている。
しかし、新譜が出た。
「ハックニー・ダイヤモンズ」。
とても元気、というか、ちょっとモダンにクリアすぎるサウンド。
前のアルバムとなるブルースカバー集「ブルー・アンド・ロンサム」が、かなり荒っぽい音であったことからすると、かなりソフィスティケートされた感。明らかにチャーリーのではないドラムサウンド(いないのだから当たり前だが)。それに、変わらぬミックの歌声とギターサウンド(一曲キースがボーカルの曲もあった)。中には、「tatoo you」以来の傑作という声も聞こえてきたが、そうなのかもしれないが、ちょっときれいすぎるかな、元気すぎるかな?という感も否めなかった。
ただ、最後から2曲目にあった、女性ボーカルとの掛け合いの曲はなかなかソウルフルでよかった。女性ボーカルはなんとレディ・ガガなんだと。我々の時代であれば,マドンナと同じような位置づけなのかも知れないが、個人的にはあまりこの人には興味がなかった。しかし、このボーカルは大変パワフルで、ストーンズ第2期黄金時代のころ(「you can't always get what you want」とかのゴスペルコーラスがパワフルに入っていた頃。1969年あたり)を彷彿させる良い曲。そして、ボーナストラック前の曲が、なんと意外にも初カバーという、「rolling stone」(by muddy)。ここで原点に戻ったということなのか。なんとも感慨深いものがある。
ストーンズは、来春北米ツアーをやるんだと。お前らなにものなんだ!ついでに来日してくれれば必ず出向かなければならない。
何だか、ストーンズとポール・マッカートニー(ついでに、ザ・フー)がいる限り、まだまだ寂しくない、などと思えてしまう。
そういえば、ついにロッド・スチュアートが来てくれる。さっそくチケットの手配をした。「ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック」からの選曲でしっとりとやられてしまうかも知れないが、でも本物を一度は見ておきたかったので、本当にうれしい。
0コメント