ワールド・パーティー

最近あまり見ることができてなかったYouTubeで、朝ドラ「ブギウギ」のモチーフになっている笠置シズ子の映像に少しあたり、ドラマに出てきたあの若手女性歌手がどうやら江利チエミをモデルにしているようだ、という自分の直感を裏付ける情報を入手し、他の古い映像を見ていたら、ここ最近ふれていなかった名前が目についた。しかもそこには、「1957-2014」との記載が。まさか・・と他を検索。


karl wallinger。 享年66才だったそう。

日本ではあまり有名ではないと思うが、80年代中期にイギリスから出てきた「the waterboys」(日本ではこの名前は別の映画とかで有名だが、関係はない。)のメンバー(ボーカルのマイク・スコットは、女性器の彫刻作品がわいせつ物に当たるとして罰金刑を受けてしまった「ろくでなし子」氏の夫)だった。ほどなくして脱退し、自らのプロジェクトである「the world party」を結成。何枚かのアルバムを出していた。

私はこの人、そしてこの「world party」の特に最初の方のアルバムが好きで、アルバムも持っているし、「ship of fools」という全米でスマッシュヒットした曲の映像は、ときどき思い出したように検索して眺める。ビートルズ、ストーンズ、ディラン、それに往年のサイケデリック音楽の感覚をミックスした独自の世界を繰り広げており、地味ながら個人的にはずっと注目していたミュージシャンであった。

3/10に亡くなったということなので、もしかすると、かつてこの人のアルバムが出たときに新譜として紹介していたピーターバラカン氏の今やっている番組(土曜日午前)で少しふれるか、などと思って、今朝予約をしてみたら、少しどころか番組全体使って大特集していた。流された曲はどれも秀逸。

本当に惜しい人を亡くした感じ。もともと40代くらいで脳動脈瘤をやって、体調は悪かったそうだ。そういえば、私がこよなく愛するdurutti columnのヴィニ・ライリーも、一度同様の状況に陥りつつ、最近またギターを弾き出したような情報もあったが、どうしてるか・・。


60~70年代どころか、80年代も、こうやって徐々に人がいなくなってゆくのだなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=ZHh0V7UjVXI


ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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