勝ち馬に乗る

中道改革連合の負けっぷりは見事としかいいようのないものだった。

結果論だが完全にサナエの戦略に乗せられた形となった。

それまで与野党だったところがいきなり「合併」のようになり、それで2週間で浸透するはずもない。政策の転換も誰にも相談なしで行われたりして、周りもついて行けるはずがない。公明党の支持者が従順に上の指示に従って(ロボットのように)動くとでも見立てていたのだろうか。当然ながらそうもなっていないわけで、結局そこには支持者を甘く見た面もあったことは否定できないだろう。


そもそも、政治学や政治的言説にある程度明るい人間しか反応しない「中道」というタームを軸として全面的に押し出したと言うこと自体、「頭の中」「机上の空論」に基づく動きであったと言わざるを得ないだろう。「中道改革・・」が打ち出した政策の是非はおくとしても、今回の問題はそもそも、与野党のバランスがあまりにも悪くなってしまったところが大きい。これからどのような流れが待ち受けているのか、正直不安ばかりが募っている。


それにしても、ひどいのはマスコミ。

「中道改革・・」については、弱り目に祟り目という感じで、とにかく叩きまくっている。

SNSあたりの言説をどんどん取り上げて、これを持ち上げ、(持論としては述べてないのかもしれないが、あたかも大きな現象としてどんどん取り上げて)「中道改革・・」とか、もっと左の勢力とかを叩くことに精を出している(日本保守党もほぼゼロだし、国民民主や参政党も予想よりも伸びずに、結局自民党に皆回帰した・・個人的には予想された流れ・・でもあったのだけれども。)。


よくわからないのは、ちょっと前、ほんの一ヶ月ほど前のいろいろな世論調査の結果では、与野党が伯仲しているぐらいがよい、という言説が相対多数だったのに、選挙結果を受けて、今は全然違う様相になっていること。そして、まるで以前から、今回のような情勢であったかのように、マスコミがこぞって「中道・・」とか負けた勢力を叩きまくっていること。

大変な違和感。それこそ、世論を作り上げているのではないかと思わざるを得ない。

そもそも、小選挙区で野党がバラバラなのだから、もともと自民党が相対的に有利な面もあっただろうに、サナエの風だけの問題でもないように思われてならない。

何が問題かって、何が刷新されたのか全く分からない反面、結局「政治と金の問題」等も含めた、旧来的な政治における問題点はすべてこれで隠蔽、または「禊ぎが済んだ」とかいう名の下に「解決済み」ということになったこと。西日本の方の85才くらいの老人もまだニコニコしているし。

「選択的夫婦別姓」も、おそらく今世紀中には無理だろう。神様のこの国では。


これのどこが刷新なのか、自分には全く理解が出来ない。

投票率にしても、絶対得票率にしても、いろいろなことを「傾向として」見ることはできるのかもしれないが、あまりにも決めつけ的な、雑な総括をしていないだろうか?


「ますごみ」とか言われて揶揄されていたマスコミが、まさにこぞって「勝ち馬に乗っている」のではないのか。


これがまた数年後にどうなっているのか、サナエの政権がいったい何を本当に目指しているのか(またチンゾウのころのような、個人的には悪夢の時代がやってくるのか。何せ総務大臣の時に意に沿わないような放送局の電波停止を口にしたサナエだし。)。

慎重に見て行くしかない。まあ、見ていても進むものは進んでしまうのだろうが。




ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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