Todd Rundgren 来日公演(3/23 NHKホール)

3月の連休に、会の行事の関係もあり韓国へ二泊三日で渡航。会議自体は初日のみで、2日目以降は単独行動。BTSのソウル中心地での公演の影響があるとのことでそちらには近づかず、これまで言ったことのなかったイテウォンやトンデムン、東インチョンなどをいろいろ回ってみた。突っ込んだ会話はできないが、通り一遍の話はでき、またハングルを読むことはできるので、まあ比較的スムーズに毎日を過ごせたが、ただ失敗だったのは、市場で買った缶詰等を機内持ちこみで持って行こうとして、空港で引っかかり没収となってしまった。預ければ良かったのだが、韓国へ行くときにはあまり預けることをしていなかったので(今回の行きは酒を持っていったので預けたのだけれど)、注意散漫となってしまった。まあ1000円も行かなかったのでよしとするしかない。

そういうわけで、帰国後はこの三日間の影響が仕事に大いにあったのだが、その翌日月曜日23日にトッド・ラングレンのコンサートチケットを買っていたのだった。直前になるとちょっとめんどくさいというような感覚となってしまうのだが、出掛ける。

トッド・ラングレンは3回目。1回目はビルボード・JAPANでのもので、なんかダンスフロアのような状態で行われ、これもトッドファンには全く意外だったと思われる。2回目は以前に書いたダリル・ホールとのコラボ。そして今回はフルタイムのソロ公演。もう78才ということで、そろそろ最後かもしれないということもあった。

ファン層は当然ながら高い。しかし、若い人もちらほら。結構あった空席も時間までには満席に。NHKホールは、1988年(だったか)のルー・リードと、あと10年くらい前のベックもそうだったか。久々。なお、「撮影OK」の公演であった。

正直、知っている曲は4曲程度で、あれとかあれといった有名なアルバムからの曲はそんなにやらないで、おそらくいろいろなアルバムからやったのだと思う(後日バラカン氏の番組でも、どうも同じ公演を見に行ったようなのだが、4分の3くらいは知らない曲だったと言っていた)。ある意味現役バリバリの姿勢。しかし、知らない曲でもやはりトッド節で、独特のポップセンスが炸裂する曲ばかり。照明もサイケデリックだったり等きらびやか。なによりトッドの歌が本当に衰えのないすばらしいものであった(nazzから少なくともかれこれ58年くらいの芸歴だと思う。)。アカペラを披露する場面も。全く年齢を感じさせない、元気なパフォーマンス。知っている4曲のうちの2曲(can we still be friends?、hello it's me。あとの2つはi saw the lightと、オールディーズのwoo baby baby)はアンコールに取っておかれていた。午後7時過ぎに始まり、終了は午後9時頃。たっぷり2時間の公演。さすが。


帰路、音楽に関しては自分は本当によい時代に生きることができたな~などと、改めて感じ入っていた。ロシアのウクライナ侵略が未だ終わりの気配がなく、今年になってからは与太者がイスラエルと組んでメチャメチャな戦争をおっぱじめて、世界中がその人災で大迷惑を被り、それどころか世界の構造がどうかなってしまう、おかしなことになってしまわないか(ついに核兵器が飛び交うことになってしまわないか)というとんでもない時代、日本国内も匿名の大衆による分断と不寛容の時代へとどんどん進んでいってしまう。もう後戻りができないような諦念という感覚に最近けっこうとらわれている。そんななかでも、この日のような良いパフォーマンスに触れ、トッドじゃないけどかつての「ポップ黄金狂時代」「ロック・イヤーズ」を満喫できたことは、本当に幸せ者であったと思う。

こういったミュージシャンも、いずれは次々にいなくなるのだなあ。寂しい。


ただ、与太者より先に死ぬことはしたくない。




ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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