業界の他の人よりも、少し多く、DV被害相談を受けていると思っている。
最近は、女性だけでなく、男性のDV被害相談を受けることもたまにある。
こういう言い方をすると語弊があるかも知れないが、どの相談も「立派な」DV被害の内容を伴っている。
女性からの相談の場合と少し違うのは、多くのケースで、離婚に絡む場合は財産分与等の問題をより気にしなければならないこと。お金の計算だけで考えると、大きくマイナスになってしまう可能性も否定できない。
そういうこともあってなのか、男性のDV被害相談は、それ以上展開することが少ない。
「展開」というのは、調停・訴訟という法的手続に進むという意味。
(もちろん、私が相談を受けたケースでの話をしているだけ。多く手がけられている方もおられるだろう。)
しかし、いずれも「立派な」DV被害であり、金銭的な問題があっても、その被害から逃れられないというのは、それはそれで大変なことである。
よく、女性被害者が、離婚後の生活・子の教育等への展望が持てず、なかなか別居に踏み切れないと言うことがあるが、男性被害者の場合も、上記のようなことが障壁となっているような感がある。
いずれにしても、被害者が出られないと言うことは、身体的な、またメンタルへの傷を負い続けなければならないということである。これはいかがなものか。
いずれにしても、被害者が被害から逃れることができないという
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