それにしても、なんだかどこかの政情不安定な国の状況を見ているようであった。
米国議会議事堂へ、多数の暴徒が押し寄せた事態。死者まで出た。
しかも、それを与太者があおったという。
これを犯罪行為といわずして、なんというのであろうか。
強権的・独裁的な政治に抵抗して民衆が集い、議事堂へ行進したというならまた話は違うが、まさに強権的な対応を続け、選挙で負けているのに見え透いた嘘を言い続けてホントにしてしまうがごとき男、そんな与太者の扇動でおきた今回の事態。
いくら米国でも、これほどまでのていたらくはかつてないであろう。
議事堂が破壊されたのは1815年の英国軍の攻撃以来なんだというから、もうなんだか本当にとんでもない。あるいみhystoricalなことでもあるが、むしろdevastatingとでもいうのであろうか。
外国人に「往生際が悪い」という日本語の意味を説明するのに、この男の様々なエピソードを挙げればとてもわかりやすいであろう。
民主党が上院も半数を取ったということで、これで新政権の運営はとりあえず機動的に進められそうだという。
与太者政権の役職に就いていた者たちが次々に辞任しているという。
みな、沈みかけた船からいち早く逃げているのであろう。
しかし、こんな与太者に米国有権者の7000万名以上が投票したという事実。
恥を知るがよい、というのは簡単だが、そういった素地が米国にたしかにあるということを、全世界に晒してしまった。とくに人民王朝に対して。
いくらなんでも人民王朝よりは米国の方がまだマシと思いたい。
いろいろな意味で。
与太者の策略も民意で覆すことが出来るわけだから。
しかし、上記したような下地があるのだから、また同様のことは起こりうる。
同様の扇動家は現れうる。
もちろん、それは米国だけのことではない。
これからあと20年くらいの、自分の生きている間に、世界はどんな方向へ向かうのだろうか。
かつて歴史的に拡大政策をそれほど(意外と)採っていなかったのが中国なのであるが(商業面ではともかく)、人民王朝はわからない。全く信用がならないというのが個人的な思い。それは1989年以来ずっとである。
こんなものに世界の覇権を捕まれて、おもいのままにやられてしまう、そんなことがあっていいはずがない。
しかし、じゃあどうするのか?どういう道筋が、いいんだろう??
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