デイ・トリッパーは、チープトリックやYMOもかばーしてましたね。すみません。
どこまで書いたっけ。
・BABY YOU'RE A RICHMAN
「ALL YOU NEED IS LOVE」のB面。
あまり知られてない曲だと思うが、一応ビルボードチャートでは35位まで上がっている。
これもサイケ期のビートルズサウンド。ジョン作。そんな、名曲とかいうものではないが、個人的にはポールのベースが印象的と思う。A面には絶対にならない曲だろうが。
・I AM THE WALRUS
「HELLO GOODBYE」のB面。これもA面には絶対にならないんだろうけど(ビルボード57位くらいだったと思う)、こっちはホント、サイケ期のビートルズの最重要作の1つであろう。
全編をなんとも異様な雰囲気が流れているが、歌詞はほとんど言葉遊びの世界。
ドラッグの影響をありありと感じさせるようなもので、サウンドもホント、ぶっとんでいる。
ビートルズは、のちにキング・クリムゾンが「宮殿」アルバムで大々的にフィーチャー(「エピタフ」とか)して一世を風靡した「ムーグ・シンセサイザー」を、「STRAWBERRY・・」あたりから使っているが、この曲にもふんだんに使われているよう。
個人的には、中期ビートルズの曲の中で5本の指に入る名盤だが、いわゆる王道路線好みの方とってはゲテモノだろうな。
のちに「WHITE ALBUM」に入った「GLASS ONION」という曲の中で、「WALRUS IS PAUL」などと歌われたこととか、アビーロードのジャケットのポールがはだして横断歩道を渡っていること、路駐されている車のナンバー等から、「ポール死亡説」が当時上がったんだと。
この曲とかの存在が、のちのロック史、音楽史へのビートルズの影響をとても豊かなものにしている。
エンディングで、「エンヤー、トット」と連呼しているのにお気づきか?
・THE INNER LIGHT
「LADY MADONNA」のB面。
ジョージの一連のインドもの(「LOVE YOU TO」「WITHIN YOU WITHOUT YOU」等)のの流れである。オリジナルアルバムには入ってない。
このインドものも、ビートルズが後に長く名をとどめることとなった、その幅広さの1つを表している曲。
ジョージは、68~9年に、インドものではなく、「電子音楽の世界」という邦題のついたもの等、2枚のシンセサイザー系のソロアルバムを出している。B4の中では最初にソロアルバムを出したんだったと思う(ジョンの「TWO VIRGINS」という、ジャケットからして日本で発売できなかった、中身も音楽といえるのかどうかわからんものも68年だったかも知れないが)。2枚とも手元にあるが、少なくともこのうち前の方の1枚は、意外と悪くない(ホント実験的、という感じだが。ピンク・フロイドでいうと、「ウマグマ」のような感じ。)。
・REVOLUTION
「HEY JUDE」の裏。
ビートルズ最大の王道ヒット曲のB面に、このノイジーなイントロの曲が入っているというのも、なんともかっこいい話だ。曲を通してギターがひずみっぱなしである。
なんでも、ジョージはこのイントロがうるさいと言っていたそうなのだが、個人的にはこれは最高と思う。
時代背景と曲のタイトルからは、ストーンズの「STREET FIGHTING MAN」のようなメッセージ性を想像してしまうが、ジョンらしくちょっと冷めた視点で歌っているところがある。もっとも、その後ジョンは政治性をあらわに出すようになり、「IMAGINE」の後、「SOMETIME IN NEWYORK CITY」なんていうアルバムを出してしまい、FBIに「過激分子」として目をつけられるようになるんだけど。
なお、「WHITE ALBUM」に入っている、この曲のアレンジ版の「REVOLUTION 1」は、こちらはスローかつブルージーで、秀逸。イントロとかゾクゾクする。
次の曲は何でしょう?
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