ここのところ、またシンガーの訃報が相次いでいる。
ロニー・スペクター。
言わずと知れた、ロネッツのフロントガール。
60年代前半~中盤くらいを中心に活躍。
当時の日本の女性歌手が、サウンドのみならず、髪型や化粧等外見も含め、結構影響受けてたように思う(江利チエミ、中尾ミエ等)。
個人的にはたくさんの曲を知っているわけではないが、
一時代を風靡した方だと思う。訃報を聞いてさっそくYouTubeで昔の映像を見る。
この頃の曲というのは、おそらく幼い頃にも耳にしていたのだろうが、
結構脳裏に染みついているものが多い。ロネッツの「be my baby」のほか、リトル・エヴァの「locomotion」(日本ではグランド・ファンクのバージョンの方がもはや有名?)、それから「リーダー・オブ・ザ・バック」、シュレルズ「baby,it's you」(ビートルズもやってます)、「ヘーヘー ヘーラー マイボーイフレン イズ バック」という歌詞の曲等等(詳しくないんですが・・)。スプリームズとかのモータウン系は微妙にもう少し後の時代。なにせ生まれた頃だものなあ。歌ってた人ももう高齢もいいところだよねえ。
フィル・スペクターの「ウォール・オブ・サウンド」の恩恵をまさに受けていると思うが、
フィルと婚姻関係にあった時期はなかなか辛かったらしい。こんな話は世界中にゴロゴロしているようだが、人類社会の常としてあきらめるしかないのか、それともなお人類がDV撲滅へ前進する余地はあるのか。
それから、ミート・ローフも亡くなったらしい。
74才。昨年は相棒のジムスタインマン(rock'n roll dreams come trueというヒット曲があった。ボニータイラーの「ヒーロー」とか作ったらしい。)も亡くなっている。
この人、欧米ではやけに人気があり、アルバムがすさまじい量売れている。ライブとかも結構盛り上がるらしい。さすがにBBCでも国際ニュースで取り上げていた。
しかし、日本ではさっぱりだった。外見が災いしたという話もあるが、それをいうならクリストファー・クロスだって同じ問題があると思うところ、日本ではこちらのほうが有名だったと思う。
日本で受けたかどうかと言うよりも、個人的にはこのロック・オペラというか、なにかやけに大げさかつわかりやすいサウンドは、全く響いてこなかったというのが正直なところ。「地獄のロック・ライダー」などという、KISSのアルバムタイトルのような邦題のアルバムとか、イギリスのチャートにしょっちゅうランクイン(再ランクイン)したりしていたが、こんなのを聞く暇があるのなら、イギリスの奥深いプログレやトラッド系の曲、また正統派ハードロックの曲、ニューウェーブ時代のサウンドを深堀りする方に時間を使いたい、という感じ。
好きな人にはたまらないのだと思う。「ロックの大衆化に貢献」などというコメントも出ていた。まあ、いいんじゃないでしょうか(笑)。
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