「クーラーを入れろなんてもってのほかです!」

ペルー沖の海水温が上昇すればエルニーニョ現象。

ペルー沖の海水温が下降すればラニーニャ現象。

エルニーニョ現象なら、暖冬・冷夏、

ラニーニャ現象なら、厳冬・盛夏、

というのが一般的な見方。


ラニーニャ現象では、相対的に?東南アジア方面(ベンガル湾?)の海水温が上昇し、

上昇気流が生じ、これが高層で北上して北回帰線の北の方で下降する、

そこに生じる太平洋高気圧が勢力を強め、猛暑となる。

これにチベット高気圧の発達(数年前にもあった)、さらに地球全体にわたる気候変動がおそらく関連して、今年のような状況が生じている、という話。

猛暑・酷暑はあるとしても、梅雨がこんなに早く明けるとまでは思わなかった。

これから、このようなことがますます増えてくるのだろう。

長く暑い夏は、ある場所では水不足、ある場所では豪雨をもたらし、

人間生活においての水資源の適正な分配にも影響が出るのか?

おそらく、水全体の量は変わらないのだろうから、

どこかで降らなければどこかで降っているわけで

(1,2年前にはヨーロッパがひどい洪水に見舞われていた。近年は日本国内も台風が関わらない集中豪雨の頻度が増えたような感じがする。)。


また夏の甲子園の予選も一部でしか始まっていないが、始まる前から酷暑というのも選手は大変だなあ。観測所で40度ならグランドは45度とかそれ以上なのではないか?


ところで、冒頭の言葉は、中学のころ、生徒総会で生徒から出た質問に対し、

当時のO教頭先生がした回答。

当時も東京の夏は大変蒸し暑く、授業は辛い状態ではあったので、私がクラスのちょっと突っ張っていたY君に頼んで、生徒総会で言ってもらった。

だから私の質問に対する回答でもあった。

おそらく、当時の回答としては、冷房なんて贅沢。そんなのは気力で乗り切れ。そんな要求などもってのほか!ということだったのだろう。

おそらく、教頭さんは50歳前後だったと思う。

45年くらい前のことだからもうお亡くなりになっているだろうが、

今、生徒総会で質問したら、ああは答えられないのだろうな。


他にもいろいろなやりとり、学校からの回答があったのだと思う。

気候変動の外にも、学校における生徒のあり方、先生と生徒との関係、人権意識、ジェンダー意識、等々、この間ずいぶん変わったのだろう。

時代は移りゆく。

それにしても、気候変動も含め、こんな世界の状況で、

100年後にも、

「なお移りゆく時代」というものが存在しているだろうか。



ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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