ある月曜日の朝

月火と被疑者国選待機日なので、車で出勤。

保存してある音楽を聴く。このまえの続きのジョニー・ウインターの曲が終わり、次のCD録音分へ。聞きなじんだアコースティックなギターのカッティング、そして、木管楽器ともみまがう(聞きまがう?)ような独特のベースはジャコ。ジョニ・ミッチェルのアルバム「ドンファンのじゃじゃ馬娘」。

77年頃の、かなり実験的な作品だが、ホントに優れものである。私はジャコは生前にあまり興味を持っていなかったが、今となってはリアルタイムで追っていなかったことが悔やまれる。その音色、縦横無尽に走り回るライン、超絶の早弾き等々。ジャズだから・・というある種「偏見」にとらわれすぎていたことを後悔している。

そして、何曲目かに現れた、澄んだソプラノサックスは、ウェイン・ショーター(「ショーター」と、語尾を上げて語るのだ。「クラプトン」「(ジェフ)ベック」とかと一緒で。)。このアルバムにはウェザー・リポートが参加していた。ジョニの作品は、76年の「hejira」あたりから大幅にジャズへ傾倒していった(それ以前からも、70年代に全米トップテンヒットした曲の中で私が5本の指に入ると考えている「help me」を含んだ「court and spark」あたりもすでにその傾向はあったが)。そのあたりが、当初私があまり入っていけない部分でもあったのだが、今になって聞くと本当に趣深いサウンドである。70年代のソロのシンガー&ソングライターの中ではピカイチだろう。

こういうのを聞き続けることが出来て、日々の不愉快なこと、辛いこともなんとか乗り越えられているのだ。

ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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