ジョン・メイオールついに死去と。

ブリティッシュ・ブルースの「ゴッドファーザー」、ジョン・メイオールが90歳で死去との報が朝日新聞に載っていた。

大往生だな。

60年代のブルースフレイバー溢れたブリティッシュ・ロックシーンを彩った、エリック・クラプトン、ピーター・グリーン、ミック・テイラー等を擁した(皆、別の時期に)「ジョン・メイオール&ブルースブレイカーズ」の中心人物。クラプトンはヤードバーズを抜け、クリームを結成するまでの数年間。ピーター・グリーンは、初期フリートウッドマックを結成する前、またミック・テイラーは、ブライアン・ジョーンズを失ったローリング・ストーンズのフォローに入るまでの時期であった。

本人自身はボーカルを取っていたものの、あまりシンガーとして実力者というわけではなかったが、とにかく多くの人材を輩出している。アレクシス・コナー(ブルース・インコーポレーテッド)と並び、英国ロック史においては外すことのできない人物。

メインの活躍は1960年代だが、その後息の長い活動をしていたようである。


一時代の終わりというのも、この人が時代を作ったと言うより、この人の元から輩出された人たちが時代を作っていったので、ちょっと違うのかもしれないが、やはり、ブリティッシュ・ロックを語る上で、欠かすことのできない存在ではあった(思わず繰り返す)。

もう、このころの荒々しい、また血の通った、魂の通った音楽は、BTSとかYOASOBI的な音楽が主流の今となっては、遠い昔に置いてこられてしまったものなのだと思うが、たまに棚から引っ張り出して聞くのもまた新鮮と思う。

こういう人は、まだ生きてるというだけでもなんだかうれしかったので、やはり寂しい。

ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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