ビートルズを意識して聞き出して、かれこれ37年ほどとなる。
この間、80年にはジョンが殺され、2002年にはジョージが召された。
ジョージは、クラプトンとの来日公演を見ることが出来たが、
あとの2人については、これまでライブを見たことがなかった。
とりわけポール。
個人的には、ビートルズの中でも、私はジョージ(の曲)が、そしてジョン(の曲)が好きである。
ポールについては、優れた曲を(おそらく一番)たくさん書いていることは分かっているが、
これまで、来日公演へ行ったことはなかった。
それが何故かは、よく分からない。
なんとなく、ヘイジュードのときに皆でペンライトを振るような、そんな空間にいたくないという、
その程度の感覚によるものだったのだろう。
しかし、今年でポールも71才。
やはり、長年お世話になったし、
一度拝んでおかないといけないと思った。
高いチケットだったが、奮発することとした。
率直な感想。
「やはり、ポールはロックミュージシャンだった!」ということ。その再認識。
そして、超一流のプロだと言うこと。
2時間以上にわたる大volumeのライブであった。
30曲以上はやっただろうか。
最近の曲を除き、知らない曲はほとんどなかったが、
何より驚いたのは、その衰え知らずのパワーと声量。
アンコールまでほとんどブレイクを入れずに、ベース、ギター、ピアノ、オルガンと演奏しまくり。
ポールの曲は、比較的高音部でシャウトするものが多いのだが、
私の気づいた限り、キーを落としてやった曲はなかった。
ヘイジュード等のお約束のシーンもあったが、
それはほんの一部。
事前にテレビで見ていたものよりもずっとよかった。
レコード音源で聞いてもあまりピンときてなかったウイングスの「ハイハイハイ」とか、
デビュー盤1曲目(偶然にも最初にビートルズの曲と意識して聴いた曲)「I saw her standing there」とか、
ライブだとこんなにいいのか,などと再認識した。
ジョンに捧げた「ヒア・トゥディ」もあったが、「これはジョージのウクレレ」と切り出して演奏しだした「something」がよかった。
ビートルズ最後期の、これは本当に名曲。数は少ないがジョージの残したマスターピースの1つ。
イエスタディでしみじみした直後に、へルタースケルターをやってくれたのにも参りました。
それに、「これはFOXY LADYじゃないの?」とか思ったギターリフ演奏のあと、「これはジミヘンに捧げる」ときた。
シアトル出身ながら、先にイギリスでブレイクしたジミヘンの、モンタレーポップフェスでの凱旋公演の橋渡しをしたのはポール。この公演は知る人ぞ知るすさまじいもので、彼自身もその後伝説となったわけ。
(この公演の映像が、87年ころだったか、吉祥寺で最初に公開されたとき、まず1人で見に行き、感動を分け合おうと友人を誘ってもう1回行った。感動に浸っている中、帰り道の「サンロード」でかかっていた、我々を現実に強引に引き戻すかのような醜悪な陶酔ソングは、チャゲ&飛鳥の「セイイエス」であったと後日知った。最悪。)
とにかく、いいライブでした。
この間、80年にはジョンが殺され、2002年にはジョージが召された。
ジョージは、クラプトンとの来日公演を見ることが出来たが、
あとの2人については、これまでライブを見たことがなかった。
とりわけポール。
個人的には、ビートルズの中でも、私はジョージ(の曲)が、そしてジョン(の曲)が好きである。
ポールについては、優れた曲を(おそらく一番)たくさん書いていることは分かっているが、
これまで、来日公演へ行ったことはなかった。
それが何故かは、よく分からない。
なんとなく、ヘイジュードのときに皆でペンライトを振るような、そんな空間にいたくないという、
その程度の感覚によるものだったのだろう。
しかし、今年でポールも71才。
やはり、長年お世話になったし、
一度拝んでおかないといけないと思った。
高いチケットだったが、奮発することとした。
率直な感想。
「やはり、ポールはロックミュージシャンだった!」ということ。その再認識。
そして、超一流のプロだと言うこと。
2時間以上にわたる大volumeのライブであった。
30曲以上はやっただろうか。
最近の曲を除き、知らない曲はほとんどなかったが、
何より驚いたのは、その衰え知らずのパワーと声量。
アンコールまでほとんどブレイクを入れずに、ベース、ギター、ピアノ、オルガンと演奏しまくり。
ポールの曲は、比較的高音部でシャウトするものが多いのだが、
私の気づいた限り、キーを落としてやった曲はなかった。
ヘイジュード等のお約束のシーンもあったが、
それはほんの一部。
事前にテレビで見ていたものよりもずっとよかった。
レコード音源で聞いてもあまりピンときてなかったウイングスの「ハイハイハイ」とか、
デビュー盤1曲目(偶然にも最初にビートルズの曲と意識して聴いた曲)「I saw her standing there」とか、
ライブだとこんなにいいのか,などと再認識した。
ジョンに捧げた「ヒア・トゥディ」もあったが、「これはジョージのウクレレ」と切り出して演奏しだした「something」がよかった。
ビートルズ最後期の、これは本当に名曲。数は少ないがジョージの残したマスターピースの1つ。
イエスタディでしみじみした直後に、へルタースケルターをやってくれたのにも参りました。
それに、「これはFOXY LADYじゃないの?」とか思ったギターリフ演奏のあと、「これはジミヘンに捧げる」ときた。
シアトル出身ながら、先にイギリスでブレイクしたジミヘンの、モンタレーポップフェスでの凱旋公演の橋渡しをしたのはポール。この公演は知る人ぞ知るすさまじいもので、彼自身もその後伝説となったわけ。
(この公演の映像が、87年ころだったか、吉祥寺で最初に公開されたとき、まず1人で見に行き、感動を分け合おうと友人を誘ってもう1回行った。感動に浸っている中、帰り道の「サンロード」でかかっていた、我々を現実に強引に引き戻すかのような醜悪な陶酔ソングは、チャゲ&飛鳥の「セイイエス」であったと後日知った。最悪。)
とにかく、いいライブでした。
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