音楽的に、個人的に憧憬が深いのが1960年代中期~1970年代前半だが、リアルタイムで一部体験できた70年代後半~80年代前半にも思い入れがある。76,7年頃に勃興したパンク、その後のニューウェーブの流れは結構刺激的で、当時はイギリスからの新しい音の情報にわくわくしていたものだった。
その頃マニアックな活動をしていたのがPOP GROUP。79年頃デビュー。メンバーは皆10代。爆発的な人気を得たわけではないが、パンクが落ち着きつつあったころ、ニューウェーブシーンで、衝撃的な音を持って登場した。「ロック」というよりも「ファンク」と言うべき音だと思うが、ロックの持つ初期衝動を、政治的なアジテーションを乗せて叩きつけるようなサウンドであった。自身、リアルタイムで音を感じるにはちょっと未熟であり、実際には大学生であった数年後にきちんと耳にしたのだが、「she’s beyond good and evil」の衝撃のイントロからして、登場した当時のインパクトは十分に想像できた。
以前にも書いたとおり、バンドとしての活動は2,3年程度で終わり、その後各メンバーがいろいろなバンドを結成して活躍していた。「papa’s got a bland new pig bag」という、JBの曲タイトルをもじった曲が、日本で車のCMに使われた「pig bag」なんていうバンドもあった。
そのPOP GROUPが30数年ぶりに来日したのは今年の春。行かなかった(いけなかった)ことを悔やんでいたが、なんと1年も経たないうちに再来日。日本の印象がよかったのだろうか。
会場は、前にアンディ・フレイザーだったかベン・ワットだったかがやったのと同じあたり、道玄坂のホテル街の中にあるところ。年齢層は以外とばらけており、20代くらいの人も結構いた。それから白人も多かった。前座で日本人バンド「BO NINGEN」が登場。見た目は70年代ロックといった感じだが、音は・・音もそんな感じか。ヘビーロック。ブラックサバスっぽい曲もあった。ロンドン帰りと言うことだったが、この感じの曲ならもう少しメロ線が分かるような演奏がよいような気がした。終わりのほうではやけに盛り上がっていたな。ドラマーがリリー・フランキーのようだったが。30分ほど演奏していったん休憩。
そしてpop group登場。事前にYouTubeで最近の動画も見ていたが、なんというか、俺と2,3才くらいしか変わらないはずなのに、ずいぶんおっさんだな~~。しかも何というか太っている。マーク・スチュアートは、心臓が悪いのではないかと思うほど、太った身体で、冒頭から汗ばかり拭いており、水をしょっちゅう(ビールも)飲んでいた。歌詞も忘れてしまってるのか、譜面?が前に立ててあり、それをめくりながらやっていた。
しかし、サウンド自体は「ファンク」であり、「ロック」であった。しかも、やはり演奏がうまくなっているので、かなりソリッドないい演奏。マークのアジも、バックに最近のイラク難民の映像を移すなどしながら、当時と状況はまだ何ら変わってないというところでますます高まる感じだった。本国でもグランストンベリー・フェスに出るなどしているようで、また活動を活発化しているのかもしれない。
200人くらいしか聴衆のいないオールスタンディングで、客席との距離も極めて近く、メンバーと客との関係もいい感じであった。アンコールなしであっさり終わったのは少し残念ではあったが、ロートルの過去のヒット曲をたくさんやるライブとはまた少し違った感覚でよかった(もちろん昔の曲もたくさんやったが)。
それにしても、マークの健康面は大丈夫なのだろうか・・。
その頃マニアックな活動をしていたのがPOP GROUP。79年頃デビュー。メンバーは皆10代。爆発的な人気を得たわけではないが、パンクが落ち着きつつあったころ、ニューウェーブシーンで、衝撃的な音を持って登場した。「ロック」というよりも「ファンク」と言うべき音だと思うが、ロックの持つ初期衝動を、政治的なアジテーションを乗せて叩きつけるようなサウンドであった。自身、リアルタイムで音を感じるにはちょっと未熟であり、実際には大学生であった数年後にきちんと耳にしたのだが、「she’s beyond good and evil」の衝撃のイントロからして、登場した当時のインパクトは十分に想像できた。
以前にも書いたとおり、バンドとしての活動は2,3年程度で終わり、その後各メンバーがいろいろなバンドを結成して活躍していた。「papa’s got a bland new pig bag」という、JBの曲タイトルをもじった曲が、日本で車のCMに使われた「pig bag」なんていうバンドもあった。
そのPOP GROUPが30数年ぶりに来日したのは今年の春。行かなかった(いけなかった)ことを悔やんでいたが、なんと1年も経たないうちに再来日。日本の印象がよかったのだろうか。
会場は、前にアンディ・フレイザーだったかベン・ワットだったかがやったのと同じあたり、道玄坂のホテル街の中にあるところ。年齢層は以外とばらけており、20代くらいの人も結構いた。それから白人も多かった。前座で日本人バンド「BO NINGEN」が登場。見た目は70年代ロックといった感じだが、音は・・音もそんな感じか。ヘビーロック。ブラックサバスっぽい曲もあった。ロンドン帰りと言うことだったが、この感じの曲ならもう少しメロ線が分かるような演奏がよいような気がした。終わりのほうではやけに盛り上がっていたな。ドラマーがリリー・フランキーのようだったが。30分ほど演奏していったん休憩。
そしてpop group登場。事前にYouTubeで最近の動画も見ていたが、なんというか、俺と2,3才くらいしか変わらないはずなのに、ずいぶんおっさんだな~~。しかも何というか太っている。マーク・スチュアートは、心臓が悪いのではないかと思うほど、太った身体で、冒頭から汗ばかり拭いており、水をしょっちゅう(ビールも)飲んでいた。歌詞も忘れてしまってるのか、譜面?が前に立ててあり、それをめくりながらやっていた。
しかし、サウンド自体は「ファンク」であり、「ロック」であった。しかも、やはり演奏がうまくなっているので、かなりソリッドないい演奏。マークのアジも、バックに最近のイラク難民の映像を移すなどしながら、当時と状況はまだ何ら変わってないというところでますます高まる感じだった。本国でもグランストンベリー・フェスに出るなどしているようで、また活動を活発化しているのかもしれない。
200人くらいしか聴衆のいないオールスタンディングで、客席との距離も極めて近く、メンバーと客との関係もいい感じであった。アンコールなしであっさり終わったのは少し残念ではあったが、ロートルの過去のヒット曲をたくさんやるライブとはまた少し違った感覚でよかった(もちろん昔の曲もたくさんやったが)。
それにしても、マークの健康面は大丈夫なのだろうか・・。
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