埼玉弁護士会は婚姻適齢差別に賛成です!

埼玉弁護士会は、埼玉県で執務する、優秀な弁護士が皆集結している組織です。

このたび、埼玉弁護士会では、婚姻適齢について男女間での差別を定めている民法731条を改正すべきとする提案を否決しました。

現行法では、婚姻適齢は男性18才、女性16才と定められております。
これについて、男女間の不合理な差別であるとして、男女ともに18才とすべきとの意見が述べられています。法制審議会も、平成8年ころに改正要綱を出しているようです。
しかし、このような主張は、16才、17才での婚姻を望む女性に対し、その権利を制約することとなるので、承服できません。
この程度の差異は、「合理的な区別」にすぎません。

国連では、若年齢での女性の婚姻はさまざまな問題をはらみ、女性の人権の侵害になるとして、婚姻適齢を上げるよう提言しているようです。しかし、アフリカ等の諸国ならともかく、そんなことは日本では問題にはなりません。
むしろ、結婚したい女性の権利が制約される方が問題です。

この問題は極めて重要ですので、埼玉弁護士会常議員会(優秀な弁護士の代表で成り立っています)は、昨日、この問題のほか、去る2015年12月16日になされた最高裁判所の判決(再婚禁止期間の規定に関し一部違憲の判断をなし、夫婦別姓については合憲の判断をなしたもの)を批判する会長声明案を否決しました。

埼玉弁護士会の見識が示されたものと思います。

ばんざい!埼玉弁護士会のチェンチェイ方!

ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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