来月見に行くつもりだったんだけど・・キース・エマーソン

一昨年の大河ドラマ「平清盛」は、大河ドラマ史上希に見る低視聴率と言うことで話題になっていた。
あまり取り上げられない時代ということもあったのか、だが、内容的には個人的には面白かったと思っている。
少なくとも,「八重の桜」とか、「江」なんかと比べると。

ところで、この「清盛」のテーマソングをやっていたのが、吉松隆というクラシック畑の人なのだが、その曲の元ネタは、エマーソン・レイク&パーマーの「タルカス」であった。ELPは、プログレッシブロックのグループの中では、クラシックベースが強く、他のプログレバンドと比べると個人的にはちょっと下だったのだが、それでも、ファーストアルバム、「トリロジー」、「恐怖の頭脳改革」などというアルバムを中心に、結構いいアルバムがあると思っていた。グレッグ・レイクのボーカルも良かったし。なにせスーパーグループだからね。ナイス&キング・クリムゾン(第1期)&アトミック・ルースターというわけで(カール・パーマーは、実はあの「ファイヤ」の事実上一発屋(でもないんだけど)であった「ザ・クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン」でも太鼓を叩いていたのだ。あんな曲が全米3位だからな。時代というのはすごい。)。

中学時代だった1970年代後半頃、ロック雑誌でパート別の人気投票をすれば、キーボード・オルガン部門では、やはりキース・エマーソンがトップだったね。ポール・マッカートニーや、リック・ライト、ジョン・ロード、ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン等を抑えて。

この4月に、自分のバンドで来日、ということであった。
まあ、ファンとしての度合いはこんな感じだけど、ELPの中では一番アーティスティックな部分を維持しているよな、エイジアとか入らないで、なんて思ったりして好感度もあったので、一度は拝んでおこう、とチケットを購入していた。
たまたま、2日ほど前には、久々に「タルカス」を聞いたりもしていたのだ・・・

なんと、自殺なんだと。

近年は、指に障害が出ていたとの情報もあったらしい。どうやら日本人の彼女と生活していたようだが・・。

それにしても・・・なんともやりきれない。

自殺と言えば、日本人でも加藤和彦とか、ミュージシャンではないが中村とうようとか、今野雄二とか、いっとき一世を風靡した、トレンドのただ中にいた、あるいは大御所の位置にいたような人が、そんなふうに命を絶ってしまったりしていたが。

どういうわけなんだか。

情報は確定ではないけれども・・
やはり、自殺は良くないよ。
カート・コバーンもそうだったけど。
年老いて、体が不自由に仮になっても、
最後までまっとうしようよ。
ジョン・リー・フッカーだって、80近くになってヒット出してたじゃない。
自殺は逃げだよ。

一度、拝んでおきたかったな。

今日は、「トリロジー」を聞いた。長尺の曲がなくて、こぢんまりとしたいいアルバムだと思う。

それにしても、デヴィッド・ボウイの「ブラックスター★」はよい。

ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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