常日頃から、冬は寒くなければならない、暖冬などはくそ食らえ、
などと行っている私の立場からすれば、
今年の冬は、「極めて正しい冬」である。
しかし、それにしても、今年はずいぶんと寒い気がする。
今週は、月曜日の大雪に始まり、その後強力な寒波の南下で、
関東地方も記録的な寒さとなっている。
「偏西風の大蛇行」がなせる業である。
一昨日の東京の最低気温-4度は、48年ぶり(1970年1月以来~ビートルズが解散しようとしていた頃だ)。
昨日も東京は-3度で、2日連続-3度以下は、53年ぶり(私が0才の頃だ)。
そして、昨日のさいたま市の最低気温は、-9.8度だと。
数日前のNHK(日本気象協会)の予報(さいたま市の最低気温-10度)が当たってしまった。
1977年の観測開始以来最低だと。
しかし、それにしても、本当にそこまで寒かったのか?
その気温は、ほとんど豪雪地帯の、しかも山の方の気温である(酸ヶ湯とか)。
あるいは、北海道(札幌とか)や東北内陸(盛岡とか)の(最低の方の)気温である。
今回に限らず、
「さいたま市の最低気温」は、近隣(前橋・宇都宮・水戸等)に比して、
いつも結構低めという印象を持っている。
「さいたま市」とはいっても、いったいどこで観測しているのだろう?等と考えて、
ちょっと調べてみると、
「さいたま市桜区宿」との記載があった。
何丁目何番地までは確認できていないが、地図で見ると、浦和や大宮の市街地からは西へ数キロ離れており、
荒川沿いの手前、大久保浄水場のあたり(?ローカルな指標だが)で観測しているようである。
これなら、市街地と比べれば低いはずだ。
もっとも、そうはいっても違いはせいぜい1,2度だろう。
そうだとすれば、市街地でも-7~8度にはなっていたということになる。
やはり今年は異常に寒い、と言うことになろう。
東京であるが、
もともとは大手町のほうで観測していたのが、
2004年だかそのころに、北の丸公園に観測所が移ったとのこと。
年間気温で1.4度ほど北の丸公園の方が低いそうである。
このことがかつて報道された際に、
夏の猛暑の際の気温に少し違いが出るのではないか、と言われていたが、
もしかすると、最低気温の点でも、ちょっと違っているのかもしれない。
48年前の「-4度」は、大手町でのこと。
だから、これを単純に比較することがどうなのか、などと思ったりもする。
ちょうど、球場が今ほど広くなかった時代の、年間本塁打50本台と、
今の年間本塁打数を単純に比較することがどうなのか、と言う話みたいに。
まあ、本塁打数についていえば、868本はやはりすごいわけで、
当時の球場の広さでも、こんな数字を出せる人は、その後40年経ってもいたかどうか。
かの人は、大きなケガも長年なかったわけだしね。
他方で、自然環境に関し、例えばある生物が生息しているかどうかと言うサンプルを採取する場所が変わったら、
それは単純には比較できないような気もする。
まして、気温や降水量については、それぞれの場所の地形や標高、周囲の状況等諸条件の違いもあるから、
観測場所が変わったときの数値の単純比較って、どうなんだろうなどと思ったりもする
(おなじことは、時々平均気温の指標が変わっているのに、
「平年より何度高い、低い」などと言われたりする話についても感じる。)。
このあたり、気象庁さんはどう考えているのやら。
いずれにしても、今年が厳冬であるのには変わりないけれども。
などと行っている私の立場からすれば、
今年の冬は、「極めて正しい冬」である。
しかし、それにしても、今年はずいぶんと寒い気がする。
今週は、月曜日の大雪に始まり、その後強力な寒波の南下で、
関東地方も記録的な寒さとなっている。
「偏西風の大蛇行」がなせる業である。
一昨日の東京の最低気温-4度は、48年ぶり(1970年1月以来~ビートルズが解散しようとしていた頃だ)。
昨日も東京は-3度で、2日連続-3度以下は、53年ぶり(私が0才の頃だ)。
そして、昨日のさいたま市の最低気温は、-9.8度だと。
数日前のNHK(日本気象協会)の予報(さいたま市の最低気温-10度)が当たってしまった。
1977年の観測開始以来最低だと。
しかし、それにしても、本当にそこまで寒かったのか?
その気温は、ほとんど豪雪地帯の、しかも山の方の気温である(酸ヶ湯とか)。
あるいは、北海道(札幌とか)や東北内陸(盛岡とか)の(最低の方の)気温である。
今回に限らず、
「さいたま市の最低気温」は、近隣(前橋・宇都宮・水戸等)に比して、
いつも結構低めという印象を持っている。
「さいたま市」とはいっても、いったいどこで観測しているのだろう?等と考えて、
ちょっと調べてみると、
「さいたま市桜区宿」との記載があった。
何丁目何番地までは確認できていないが、地図で見ると、浦和や大宮の市街地からは西へ数キロ離れており、
荒川沿いの手前、大久保浄水場のあたり(?ローカルな指標だが)で観測しているようである。
これなら、市街地と比べれば低いはずだ。
もっとも、そうはいっても違いはせいぜい1,2度だろう。
そうだとすれば、市街地でも-7~8度にはなっていたということになる。
やはり今年は異常に寒い、と言うことになろう。
東京であるが、
もともとは大手町のほうで観測していたのが、
2004年だかそのころに、北の丸公園に観測所が移ったとのこと。
年間気温で1.4度ほど北の丸公園の方が低いそうである。
このことがかつて報道された際に、
夏の猛暑の際の気温に少し違いが出るのではないか、と言われていたが、
もしかすると、最低気温の点でも、ちょっと違っているのかもしれない。
48年前の「-4度」は、大手町でのこと。
だから、これを単純に比較することがどうなのか、などと思ったりもする。
ちょうど、球場が今ほど広くなかった時代の、年間本塁打50本台と、
今の年間本塁打数を単純に比較することがどうなのか、と言う話みたいに。
まあ、本塁打数についていえば、868本はやはりすごいわけで、
当時の球場の広さでも、こんな数字を出せる人は、その後40年経ってもいたかどうか。
かの人は、大きなケガも長年なかったわけだしね。
他方で、自然環境に関し、例えばある生物が生息しているかどうかと言うサンプルを採取する場所が変わったら、
それは単純には比較できないような気もする。
まして、気温や降水量については、それぞれの場所の地形や標高、周囲の状況等諸条件の違いもあるから、
観測場所が変わったときの数値の単純比較って、どうなんだろうなどと思ったりもする
(おなじことは、時々平均気温の指標が変わっているのに、
「平年より何度高い、低い」などと言われたりする話についても感じる。)。
このあたり、気象庁さんはどう考えているのやら。
いずれにしても、今年が厳冬であるのには変わりないけれども。
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