きれいごとを挙げるHP

HPでもブログでも、フェイスブックでも何でもいいけれども、
まあ、ほんときれい事をよく書く人っているね。
とてもまね出来ない。

法律事務所のHPなんて、みんなきれい事のオンパレードで、
ああいうのを見てまともに受け取ると、うちってほんとダメなんだな、などと思いがちになる。
しかし、そんなきれい事どおりに、みんな出来ているとは思えない。

いかにものスローガンを並べ、
あたかも自分が専門であるかのような言葉を連ねる、
まあ、「ヤミ金の貸金」みたいなもので、「つりのえさ」なわけだけど
(注・「ヤミ金の貸金」とは、実質的には「貸金」ではない。
その後に高金利をとり続けるためのきっかけ、いわば「つりのえさ」である。)。
私の事務所もHPは開設しているけれども、
ありえないスローガンを掲げるつもりはないし、
掲げるのであれば、それに違わない活動をするつもりである。
そもそも仕事というものは、それについての責任を伴うものなのだから。
スローガンばかりで手を動かさない、評論ばかりで汗を流さないのもやなこった
(というのは個人的な見解です。評論家の方すみません。)。

あまり言えないけれども、
先日、とある事件の関係で、
相手方代理人の、全く信じ難い言動があった。

もう、法律問題とか以前の問題。
言わば「常識」の問題である。
つまり、「常識」を外れている、
そのことに、ひょっとして当人が気づいていないのである。

その発言のあとで裁判官からあった発言もふるっていたが
(思わず頭を抱えた)、
あんなのが、HPではきれい事を大量に並べまくり、
あたかも自分はその道の専門家ですといわんばかりに大展開しているのである
(おそらく、あのHPで掲げられているような問題を抱えている人が、
あのHPを見たら、全面的に信頼出来そう、などと思わせることが可能であろう。)。

以前から、その対応のおかしさを感じていたが、
ほんと、今回はおかしすぎ。
もはや、代理人の役割を全く理解していないとしか言いようがない。
いったい、あのような言動に表れる行動で、
何を求めようとしているのだろう。
何を達成しようとしているのだろう。

われわれは、時に無理な主張を、また強い主張をしたとしても、
やはり一線は越えずに、業務に取り組まねばならない。
弁護士増員の影響とはあまり言いたくないが
(埼玉弁護士会の言う「700人決議」というものに全く賛成していないので)、
それでもやはり、そういう輩が入ってきてしまっているのだろうか。

かならず報いがあるはずである。こんな輩には。
最終的に与太者といっしょに葬り去られればよい。

ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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