本当に毎日時間がない。
4連休など、仕事のためにフル稼働で、前に丸一日休んだ日はいつだったことか。
これを書いている暇も全くないと言うこと。
そんな間に、二人のミュージシャンの死の報に接した。
ピーター・グリーンは、言わずと知れた伝説のブルースロックギタリスト。
初期フリートウッドマックのリードギターとして、60年代末に活躍。
その後80年代には低迷し、ギターを弾けないよう自ら爪を伸ばし続けているなどという、なんとも悲惨な写真が雑誌に掲載されたこともあったが、90年代ころから復活。当時来日公演もやっている(日比谷野音だったがこっちもきちんと時間を確認していかなかったので見損なってしまった。悔やまれる。)。今度来たら是非見に行きたいと思っていたのだが・・。
ジュディ・ダイブルは、イギリスのフォーク・ロックバンド「フェアポート・コンベンション」の最初期のボーカル。ファーストアルバム(なかなかよい。ジョニ・ミッチェルのカバー2曲が秀逸。)のみで脱退し、その後ジャイルズ・ジャイルズ&フリップのアルバムに客演(どっちかのジャイルズと付き合っていたんだと思う)。同バンドはその後、キング・クリムゾンに発展したのだが、ダイブルはそこには関わらず、トレイダー・ホーンというバンドを経るなどして(1枚だけ発表されたアルバム持ってる。これもなかなかよい。)、その後は育児をしたり等しながらマイペースの活動を続けたらしい。
フェアポートの女性ボーカルとしては、「LED ZEPPELIN Ⅳ」への参加でもおなじみの故サンディ・デニーが有名だが、ダイブルのボーカルもよい(このころまだ二十歳そこそこだったのだな)。バラカンの番組で続けてかかっていたので、もしかしたら、と思ったら、追悼特集だった。まだ73歳だったと。
初期マックは、時々思い出したように聞くが、フェアポートもまた久々に聞いてみよう。初期の数枚がとてもよい。「what we did on our holidays」「unhalfbricking」あたり。イアン・マシューズ(ソロで全米スマッシュヒットあり。またずっと前にマシューズ・サザン・コンフォートを率いて、これまたジョニの「ウッドストック」を全英1位にしている。)、リチャード・トンプソン、その他ブリティッシュ・トラッドシーンで有名な人々が集結していた。ブリティッシュ・トラッドでは他にも、ペンタングルが良い(聞き込みがまだまだ足りないのだが。バート・ヤンシュとジョン・レンボーンが核。味わい深いギターの音色。ジミーペイジへも多大な影響。)。また、1枚しか聞いていないが、スパイロ・ジャイラもなかなかです。
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