バン・ヘイレン

この時間になると(17時過ぎ)、疲れがピークになってくる。

本日のように、ずっと内勤で作業をし続けると、外回りが多い日よりも、実は疲れていたりする。特にメンタル面での疲れが大きい。いくらやっても仕事が次から次へとたまっている、それを目の当たりにし続けるから,ということなのだろう。


さて、先日エドワード・バン・ヘイレンが亡くなった。

私は、バン・ヘイレンというバンドについては、特に思い入れが強いわけではないが、デビュー時からずっと(表面的に)見てきてはいるので、若くしての死には若干の寂しさも感じる。

デビューシングルのキンクスカバー「you really got me」のインパクトはかなり強く(全米チャートでは30位台くらいだったと思うが)、おそらく日本でも多くのハードロックファンを味方につけたと思う。デビューアルバムイントロの破壊力のあるギタープレイ、また一連のエディの早弾きも、ギター小僧たちには結構衝撃的だったと思う。

デビュー時の印象では、けっこうブリティッシュロックの影響も感じられたのだが、ボーカルのデイブ・リー・ロス(後にソロが楽しくなっていったん脱退)の指向も結構あったと思うが、特にシングル曲は、「dance the night away」「oh! pretty woman」(ロイ・オービソンの超有名曲カバー)、それに「jump」「panama」「why can this be love」(だったか。ここからはサミーヘイガー時代)等々、アメリカのバンドらしい明るいサウンドの曲ばかり。そもそも、エドワード自身が、超絶早弾きとかのフレーズをニコニコしながら弾いてるという感じで(「jump」のmv等)、アメリカン・ハードロックのバンドとしても、エアロスミスやサザンロック系のバンド(オールマンブラザースバンド、レイナード・スキナード、ブラックフット、ZZトップ等)のようなブルース色も薄く、明るい独自のサウンドを聴かせていたように思う。「beat it」の間奏部分も超有名な演奏。いずれも、ブリティッシュ・ハード・ロックやヘビメタにあるような暗さ、おどろおどろしさ、しつこさがない。

個人的には逆にそのあたりが、あまり食指が伸びない理由でもあったのだが、まあ、産業ロックのバンドのように嫌悪感までは抱かず、これはこれで個性的な演奏だな、などと思っていたのは事実である(さすがに「jump」が出たときは、「なんだこのファファファというシンセサウンドは!」などと思ったりもしたもんだが。)。

三大ギタリストの次の世代のギタリストが先にこの世を去ってしまった。ガンに罹患したという話はずいぶん前に聞いていたので、長く闘病していたのだな、と思う。まあ、同じように罹患した身としては、この20年間がずっと苦しかったわけではないでしょう、などと思ってもしまうが。

ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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