今年は、日本ハムファイターズにとって、近年まれに見るさえない年だったように思う。
当初こそ、中田が結構調子よさそうだったが、夏場を過ぎたあたりから失速。
西川、近藤あたりの上位陣はいつもながらにやってはいたが、下位打線は使い続けられた清宮も含めさえず。当初彗星の如く登場した野村が、まもなくけがで長期脱落したのも痛かった。
投手陣は、先発陣は有原がなんというかピリッとせず、杉浦とか上原が一時よかったものの、尻すぼみ。途中から上沢が復帰して結構頑張ったものの、ちょっとここのところさえない。バーヘイゲンやマルチネスも確実性に乏しかった。さらに抑えが定着せず、中継ぎも宮西以外は誰も彼も決め手を欠いた。
何せ、投手の使い方がなんというか中途半端。ショートスターターとかいって好投していても3回くらいで変え(あるいは5回できっちり変えてしまい)、その後の投手が打たれてしまう。これの繰り返し。
金子の使い方も、もう少し他にないのかな、という感じがしてならなかった。いろんな使い方をされて調子に乗れずに終わってしまった感がある。
外国人選手は、王柏融が相変わらずさえず、他の選手は投手はともかく、打の方はいたんだかもよくわからない(ビヤヌエバがいたか)。
こんな状況で、今度は有原と西川がポスティングシステムで渡米なのだと。
いつもはこんな状況でも、若手がどんどん伸してきていた。
ダルビッシュが抜けた翌年にも優勝していた。
なんか米国行きの腰掛け的に使われているような感も否めなかったが、
それでも渡米後のダルビッシュや大谷が、チームのことを顧みた発言をしたりもしていたので、これはこれでよいのかなと思っていた。
しかしそれも、次の世代がどんどん出てきていた、育成がうまくいっていたからである。
今年、なんというか鬱々としていたのは、この日本ハムの不振も大いにえいきょうしていた、のかも。
まあ、監督交代も必要なのかも知れないが、育成の方向性を再度見直した方がよいのではないか。今年のドラフト上位3人に期待するしかないか。
渡米組、FA組等がみな残っていたら、どんだけ黄金時代が続いたことか(なんていっても仕方ない)。
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