チック・コリア/メアリー・ウィルソン死去

あまり被らないジャンルのお二人の訃報が相次いだ。


チック・コリアは、ジャズ界の巨匠とも言うべきお方。マイルス・デイビスとの共演のあと、「リターン・トゥ・フォーエバー」というバンドを率いて活動していた。上原ひとみとの共演(というか、この人を引き上げるのにも一役買ったらしい)等でも日本では知られているよう。

私は以前から述べているとおり、ジャズに関してはほんとわからなくて、この方がマイルスとの共作で出した作品が素晴らしいらしいのだが、きちんと聞いたことがない。しかし、彼の「リターン・トゥ・フォーエバー」は素晴らしく、プログレやジャズロックを好む私にもとてもハードルが低い作品。

メアリー・ウィルソンは、スプリームスのメンバー。フロレンス・バラード、それにダイアナ・ロスとの3人組(途中で変わっているかも)は、64年から70年までと言う短い間に、全米ナンバーワンヒットを12曲もマークしている。特に64~5年頃は出す曲出す曲みなナンバーワン。後期の方になっても、社会派的な「ラブ・チャイルド」とか、私のお気に入りである「ハプニング」、解散時の「someday we will be together」等々、モータウン黄金時代の名曲が目白押しである。メアリーの死去で、ダイアナ1人残された形。

私は個人的には、ソロのダイアナ・ロスもけっこう(ヒット曲レベルで)好きで、「ain't no mountain hige enough」など、この高揚感がなんとも言えずよい。「upside down」の大ヒットにはたまげたが、この次に出た「I'm coming out」が大変よかった。あと、「love hangover」のかっこよさはたまらない。「endless love」だけはダメなんだけど。

しかし、ちょっと動画のダイアナ・ロスを見ようとしたら、ディオンヌ・ワーオウィックの画像がたくさん出てくるのはどうしてなの?明らかに違うでしょ。


ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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