プロコル・ハルムのオルガニストでボーカリストであるゲイリー・ブルッカーが亡くなったということである。
50代以上なら一度は耳にしたことがあるだろう、「a whiter shade of pale(青い影)」。
1967年の前半に英国でナンバーワンヒットとなった。
バッハを彷彿させるような荘厳な曲調。日本でもCMで使われる等、息の長い浸透ぶり。
このバンドは、この曲の一発屋では決してなく、かなり似た曲調だが「ハンバーグ」(ハンブルグ?)、また、「salty dog」という名作アルバムも残しており、いわばプログレッシブ・ロックの先駆けなどとも言われている。
ギターのロビン・トロワーも、ジミヘン張りのプレーで結構人気を集めていた。小6の頃よくラジオで、「カレドニア」という曲がかかっていた。
プログレっぽさは、ジャケットにも現れていて、小6の頃東村山に出来たイトーヨーカドーの輸入盤コーナーに、このバンドの、静物画のようなジャケット(果物とオウムが描かれている・・タイトルは「exotic birds and fruit」。)のアルバムが売っていて、どんな音楽なのだろうと思った記憶がある(もうあれから50年近く経ったが,未だに聞いたことがない。作品の評価が語られているものを読んだことがないから、内容はさほどでないのか・・。それを知りたくないのであえて聞かない部分もあったりする。)。
日本の音楽界にも影響は与えているようで、特に松任谷由実は、10年くらい前か、ゲイリー・ブルッカーとコラボしたライブを日本でやっている。「翳り行く部屋」は、あきらかにプロコルハルム、というか、「青い影」をモチーフにしている。
あの静物画のジャケットのアルバムも、そろそろ聴いてみようか。
・・改めて見ると、「静物画」というよりも、「南国パラダイス」という感じも。
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