一方的、表面的なものの見方しか出来ず、ものごとに対応するようなことをしていては、解決できる問題も解決しないのであろう。
しかし、私たちはあくまでも代理人として仕事をするから、いろいろな人間を相手にし、また背景に置きながら仕事をすることになる。
政治的に、信条的に、あるいは心情的に、同意できない人に関しての仕事も、ときにやらねばならない(まあ、民事紛争において政治的なことはあまり気にならないが。)。依頼を受けて契約しての対応なら、委任関係を解消する方法があるが、国選弁護のような場合はそうもいかないし、委任関係でもいろいろな事情からそうも行かない場合もある。
それでも、なんとか自分を律し、他方で理解を得ながらやって行くしかないのだ。
最善は目指せられなくとも、すこしでもよい方向へ。そのことは常に考えている。
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