東京都知事選。
当選者は一応予想通りであった。
脱原発・反原発票があそこまできれいに割れたこと、
また、宇都宮弁護士が細川元首相に競り勝ったことは、ちょっと予想外であった。
宇都宮氏は、低投票率なのに前回並み。
公式には左翼政党(?)にしか支持されていなかったのに、
けっこう信頼されているということか。
あるいは、細川元首相が、また途中で投げ出すと思われていたということか
(そもそも最近の若い人はあまりこの人のことをよく知らないか)。
個人的に今回注目していたのは、
田母神にどのくらい票が入るかということ、であった。
田母神への入り方が、東京、ないし日本の保守化の進み具合を図る1つの目安になるのかな、と思っていた。
60万票とは、低投票率の中で、かなりだったと思う。
ドクター中松ですら票を落としているのに。
産経新聞あたりは、肯定的に報じているであろうか。
まあ、「危機管理の専門家」というキャッチフレーズに惹かれた人もいるのだろうが、
私は個人的には、そろそろ危ないかな、という感覚。
投票率がとりわけ低いであろう若者の支持を中心に、これだけ集めたということ。
若者で、あえて投票に行こうとした人の中に、田母神支持が多かったということ。
つまり、わざわざ田母神に入れようと、投票所へ出向いた(あるいは、期日前投票をした)、
ということだ。
当選するとは思わなくとも、積極的に意思表示したわけだ。
田母神的な言説に、いよいよ市民権が与えられてきている。
ヘイトスピーチをしている奴らと基盤は同じはず。
このような支持が、更に広がりを見るのであろうか
(まあ、首相の主張ともあまり離れていないわけで、このこと自体問題だが。)。
ヨーロッパ諸国でも、移民問題や失業問題等をきっかけに、
各国で右翼が台頭している。
しかし、どこの国でも、
政権党や野党も含め、こうした勢力の伸張には警戒感をあらわにしている。
日本では、政権党はさほど警戒感を出してはいない。
ヘイトスピーチに対しては、何か言っていたかもしれないが
(まあ、首相の主張ともあまり離れていないわけで、このこと自体問題だが。)。
明確に断言する言説は、一件魅力的である(小泉元首相然り)。
しかし、そういったものが幅をきかせるようになれば、政治は喝采を拠り所として行われるようになる。
雰囲気で行われるようになる。
少数意見は、権力者の手によらなくとも、国民の間に漂う「雰囲気」の中で圧殺されることになろう。
ヘイトスピーチ的な手法で、国民自身の手で、つぶされるであろう。
この国は、というか日本人は、本質的にそういうものを国民性として持っているのではないか、
そんな疑いをここのところ、なんとなく抱くようになっている。
当選者は一応予想通りであった。
脱原発・反原発票があそこまできれいに割れたこと、
また、宇都宮弁護士が細川元首相に競り勝ったことは、ちょっと予想外であった。
宇都宮氏は、低投票率なのに前回並み。
公式には左翼政党(?)にしか支持されていなかったのに、
けっこう信頼されているということか。
あるいは、細川元首相が、また途中で投げ出すと思われていたということか
(そもそも最近の若い人はあまりこの人のことをよく知らないか)。
個人的に今回注目していたのは、
田母神にどのくらい票が入るかということ、であった。
田母神への入り方が、東京、ないし日本の保守化の進み具合を図る1つの目安になるのかな、と思っていた。
60万票とは、低投票率の中で、かなりだったと思う。
ドクター中松ですら票を落としているのに。
産経新聞あたりは、肯定的に報じているであろうか。
まあ、「危機管理の専門家」というキャッチフレーズに惹かれた人もいるのだろうが、
私は個人的には、そろそろ危ないかな、という感覚。
投票率がとりわけ低いであろう若者の支持を中心に、これだけ集めたということ。
若者で、あえて投票に行こうとした人の中に、田母神支持が多かったということ。
つまり、わざわざ田母神に入れようと、投票所へ出向いた(あるいは、期日前投票をした)、
ということだ。
当選するとは思わなくとも、積極的に意思表示したわけだ。
田母神的な言説に、いよいよ市民権が与えられてきている。
ヘイトスピーチをしている奴らと基盤は同じはず。
このような支持が、更に広がりを見るのであろうか
(まあ、首相の主張ともあまり離れていないわけで、このこと自体問題だが。)。
ヨーロッパ諸国でも、移民問題や失業問題等をきっかけに、
各国で右翼が台頭している。
しかし、どこの国でも、
政権党や野党も含め、こうした勢力の伸張には警戒感をあらわにしている。
日本では、政権党はさほど警戒感を出してはいない。
ヘイトスピーチに対しては、何か言っていたかもしれないが
(まあ、首相の主張ともあまり離れていないわけで、このこと自体問題だが。)。
明確に断言する言説は、一件魅力的である(小泉元首相然り)。
しかし、そういったものが幅をきかせるようになれば、政治は喝采を拠り所として行われるようになる。
雰囲気で行われるようになる。
少数意見は、権力者の手によらなくとも、国民の間に漂う「雰囲気」の中で圧殺されることになろう。
ヘイトスピーチ的な手法で、国民自身の手で、つぶされるであろう。
この国は、というか日本人は、本質的にそういうものを国民性として持っているのではないか、
そんな疑いをここのところ、なんとなく抱くようになっている。
0コメント