午睡

司法試験の受験勉強をしている頃、昼食のあとはかならず午睡をしていた。

昼食後、書物を読んだりすると、異常に眠くなってしまいどうしようもなかったので、机に突っ伏すようにした。だいたい10分くらいで目覚めるのだが、その後とてもすっきりして、夕方~夜まで快調に過ごすことが出来る。
のみならず、そのうち、「これから10分後に起きる」という感じで突っ伏すと、本当に時計で計ったように、ほぼ10分ちょうどで目覚めるのである(たまに寝不足の時などは15分くらいになる)。

当時、この習慣はとてもよい、仕事の効率化にも繋がるのではないか、などと考え、実務に就いてからも継続できないものか、と考えていた。

現実に実務に就いてからは、この習慣はまったく履行できなくなった。
午睡どころか、昼食をとることもままならない(外出する際も、外食ではなく、コンビニでおにぎりなどを買って電車の中で立ち食いする・・今もあまり変わらない)。午睡を習慣づけて仕事の効率化につなげようという願望は実現しないままであった。

最近、午睡の効用がマスコミなどでも度々言われるようになってきている。企業などで、午睡の時間を意識的に取り入れているところもあるようである。こちらも、勤務20年を超え、年齢も50年を超え、パワーの持続が難しくなってきている。夕方にならない段階でも、くたくたになっていたり、異常な眠気に襲われたり等することもある。

ここで、何とか勤務の効率化・健康な生活の維持をはかるべく、20数年ぶりに午睡の習慣を呼び戻せないか、などと思っている。
本日、たまたま昼食の後、眠くなってきたので、取りあえずトイレに出向いた。いっそのこと、このまま大の方へ入ってしまい、そこで寝てしまえば邪魔も入らないか、などと思ったが、便座の上に座っているとなんとも座り心地が悪く(大便をもよおしてしまいそう)、だからといって蓋を閉めるとそこには座れない(蓋は意外とベコベコである)。しょうがないので、事務所に入り、取りあえず空いている小さな打ち合わせ室に入った。「これから10分間・・2時までだな。」と、眠る体勢に入り、落ち着いてきたところで・・・ノック。ある依頼者の打ち合わせ時間の調整だそうである。

あえなく挫折。
疲・・・・

入口に「現在午睡中」なんていう張り紙をするのも、他のお客さんとの関係ではばかられるし、自分の席で目をつぶっていると、サボっているように思われるし・・。

「これから私は午睡をするから、邪魔しないで。」なんて宣言するようなもんでもないし・・。

また、何かやり方を考えよう。
年齢的にも、また午睡の習慣を復活させた方がよいように思う今日この頃。

ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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