実を言うと、今朝からちょっと「ゆううつ」であった。
何故って、今夜のライブで浮きまくるのではないかと思って。
TAME IMPALA。まだ3枚目のアルバムを出したばかりの、日本では「知る人ぞ知る」バンド。イギリスのバンドかと思ったら、オージー。単独での日本公演は初めてらしい。ケヴィン・パーカーという人が中心だが、若手も若手。20台だろう。当然ファン層も若いはず。そんな中、スーツ姿の50台が行ったら、きっと浮くだろうな・・などと考えてしまった。来日が決まったら必ず行こうと思っていたので、情報を得たらすぐ買ったんだけど、当日になって、ちょっと自信がなくなった。なんというか。
ここのところずっと、懐メロ的なミュージシャンばかり見に行っていたこともあり、たまには今の熱い雰囲気を伝えてくれるバンドに接したいと思っていた。まあもっとも、このバンド、60年代中盤のサイケデリックサウンド(私が最も好きなサウンドの1つ)をもろモチーフにして、それを2010年代の音(ギター、音響、ライト等々含む)に昇華させようとした、というもので、どこかレトロスペクティヴな雰囲気もあるのである。
というわけで、19:30開演を目指して出向いてみたら・・・やはり、まわりは明らかに、息子や娘くらいの年齢である。ただ、さほど見られることはない。そうか。特に変わった格好をしているわけでもないし、目立つわけでもないか。パンク系・ビジュアル系のような風貌で行けば,そりゃ目立つだろうが。ごくごくたまに、年配の方(業界の人か?)。自分より年上とおぼしき人は、3,4人くらい見た。この世代の人にも好まれる音だと思うんだけど。観客は全体におとなしめの服装。この手のあまり日本で有名でないバンドにありがちで、白人の客も多い。それでも、会場はほぼ満員。1500人くらいだろうか。オールスタンディングは腰が痛くて辛いんだけど・・。
予想していたとおり、大変サイケデリック調なライティング。CGでの構成だろうが、ピンク・フロイド最初期(シド・バレット在籍時)のステージを派手にしたような感じ。電気グルーヴとかもこんな感じなのか?会場の最後尾の一段高いところから見ていたので、全体を見渡すことができたが、観客は比較的お行儀がよかったという印象(もちろん盛り上がってはいたが)。内気でナイーブな少年少女・青年たちの心をつかんでいると言うことだろう。
最近出た3枚目のアルバムは、まだそれほど聴いていなかったのだが、前の2枚はそこそこ聞いたので,そこからの曲は皆よかった。このグループ、やはり曲が良い。サイケデリックロックであり、ディストーションかかりまくりの爆音ギターなのだが、「ドリームポップ」というか、結構甘ったるいメロディーもあり、往年のインスパイラル・カーペッツのようなサイケデリックなキーボードが随所にフィーチャーされ、かなり「ポップ」である。もう少しアルバムと違う大胆なアレンジでやってくれても良かったかな、などとも思ったが、上り坂にあるバンドのライブを久しぶりに聴いた、というところ。個人的に思い入れのある,ファーストアルバム1曲目「IT'S NOT MEANT TO BE」をあっさり5曲目あたりにやってくれたり、また、たまたま娘が見ていたCSでかかっていた「ELEPHANT」(この曲がまさにこのバンドに注目するきっかけとなった)等々、1時間半程度、アンコール(アンコールの拍手が盛り上がる前に出てきてしまった)2曲、という極めてコンパクトなライブであった。
もう少し小さなホールで、もっと近くで見るのもいいかも。しかし、この程度のキャパだとあっさり満員にするんだな。日本公演は3回くらいらしいが。これからもっと世界的にのしてくるのだろうか。このままの音ではビッグにはなれないかな・・。もっと大衆向けにならないと、かな?あるいはダンス・ミュージックにより接近かな。
かつて、上り坂だったバンドを見たというので最高だったのは、やはりU2だろう。まだ、3枚目の「WAR」が出た後で、中野サンプラザでの公演だったが、演奏に緊張感があり、白い大きな旗を客席に回した時などは、なんというか、まさにブレイク中のバンドの勢いを感じた。個人的には、録音を見つかってしまい興ざめだったが(笑)。
それにしても、オージー・バンドは、もしかして初めてだったかも。
これからは、おじさんだから浮く、なんて考えずに出向こう。
何故って、今夜のライブで浮きまくるのではないかと思って。
TAME IMPALA。まだ3枚目のアルバムを出したばかりの、日本では「知る人ぞ知る」バンド。イギリスのバンドかと思ったら、オージー。単独での日本公演は初めてらしい。ケヴィン・パーカーという人が中心だが、若手も若手。20台だろう。当然ファン層も若いはず。そんな中、スーツ姿の50台が行ったら、きっと浮くだろうな・・などと考えてしまった。来日が決まったら必ず行こうと思っていたので、情報を得たらすぐ買ったんだけど、当日になって、ちょっと自信がなくなった。なんというか。
ここのところずっと、懐メロ的なミュージシャンばかり見に行っていたこともあり、たまには今の熱い雰囲気を伝えてくれるバンドに接したいと思っていた。まあもっとも、このバンド、60年代中盤のサイケデリックサウンド(私が最も好きなサウンドの1つ)をもろモチーフにして、それを2010年代の音(ギター、音響、ライト等々含む)に昇華させようとした、というもので、どこかレトロスペクティヴな雰囲気もあるのである。
というわけで、19:30開演を目指して出向いてみたら・・・やはり、まわりは明らかに、息子や娘くらいの年齢である。ただ、さほど見られることはない。そうか。特に変わった格好をしているわけでもないし、目立つわけでもないか。パンク系・ビジュアル系のような風貌で行けば,そりゃ目立つだろうが。ごくごくたまに、年配の方(業界の人か?)。自分より年上とおぼしき人は、3,4人くらい見た。この世代の人にも好まれる音だと思うんだけど。観客は全体におとなしめの服装。この手のあまり日本で有名でないバンドにありがちで、白人の客も多い。それでも、会場はほぼ満員。1500人くらいだろうか。オールスタンディングは腰が痛くて辛いんだけど・・。
予想していたとおり、大変サイケデリック調なライティング。CGでの構成だろうが、ピンク・フロイド最初期(シド・バレット在籍時)のステージを派手にしたような感じ。電気グルーヴとかもこんな感じなのか?会場の最後尾の一段高いところから見ていたので、全体を見渡すことができたが、観客は比較的お行儀がよかったという印象(もちろん盛り上がってはいたが)。内気でナイーブな少年少女・青年たちの心をつかんでいると言うことだろう。
最近出た3枚目のアルバムは、まだそれほど聴いていなかったのだが、前の2枚はそこそこ聞いたので,そこからの曲は皆よかった。このグループ、やはり曲が良い。サイケデリックロックであり、ディストーションかかりまくりの爆音ギターなのだが、「ドリームポップ」というか、結構甘ったるいメロディーもあり、往年のインスパイラル・カーペッツのようなサイケデリックなキーボードが随所にフィーチャーされ、かなり「ポップ」である。もう少しアルバムと違う大胆なアレンジでやってくれても良かったかな、などとも思ったが、上り坂にあるバンドのライブを久しぶりに聴いた、というところ。個人的に思い入れのある,ファーストアルバム1曲目「IT'S NOT MEANT TO BE」をあっさり5曲目あたりにやってくれたり、また、たまたま娘が見ていたCSでかかっていた「ELEPHANT」(この曲がまさにこのバンドに注目するきっかけとなった)等々、1時間半程度、アンコール(アンコールの拍手が盛り上がる前に出てきてしまった)2曲、という極めてコンパクトなライブであった。
もう少し小さなホールで、もっと近くで見るのもいいかも。しかし、この程度のキャパだとあっさり満員にするんだな。日本公演は3回くらいらしいが。これからもっと世界的にのしてくるのだろうか。このままの音ではビッグにはなれないかな・・。もっと大衆向けにならないと、かな?あるいはダンス・ミュージックにより接近かな。
かつて、上り坂だったバンドを見たというので最高だったのは、やはりU2だろう。まだ、3枚目の「WAR」が出た後で、中野サンプラザでの公演だったが、演奏に緊張感があり、白い大きな旗を客席に回した時などは、なんというか、まさにブレイク中のバンドの勢いを感じた。個人的には、録音を見つかってしまい興ざめだったが(笑)。
それにしても、オージー・バンドは、もしかして初めてだったかも。
これからは、おじさんだから浮く、なんて考えずに出向こう。
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