ジミ・ヘンドリックスという人は、短い活動期間の中で、いくつものカバー作品を録音し、また演奏している。
往年のジョニー・ビー・グッドを始め、ビートルズ(サージェント・ペッパー(発表から1ヶ月以内!)、デイ・トリッパー)、トロッグス(ワイルド・シング)、またハウリン・ウルフ(キリング・フロア)等のブルースナンバー。
ボブ・ディランの曲もお気に入りであった。67年のモンタレーの凱旋公演でも、「ライク・ア・ローリング・ストーン」をすでにやっているし(前年に全米2位。発表から1年後くらいか)、68年には、「オール・アロング・ザ・ウォッチタワー(見張り塔からずっと・・これも発表から1年以内か。いい曲。)」をシングルヒットさせている。
ディランの音楽界、とりわけロック・ポップミュージック界への影響が絶大であることはいうまでもない。ビートルズは相互に影響し合ったというところがあるが、初期はまさに直系の落とし子ともいえるThe Byrdsおよび他の「フォーク・ロック」系のバンド、またBuffaloSpringfield、イギリスのディランとも言われたDonovan、ブリティッシュトラッドの草分け的なFairport Convention、それからいうまでもなくThe Band、70年代以降ならビリー・ジョエルやブルース・スプリングスティーン(最近出た初期の音源など、もろディランという曲があった)、その他数え切れないほどだろう。
実は、個人的にはディランというのは、「食わず嫌い」というか、あまり食っていない。
「ライク・ア・ローリング・ストーン」「サブテラニアン・ホームシック・ブルース」「レイ・レディ・レイ」「ハリケーン」等々いい曲もたくさんあるし、アルバムも初期のものを中心に数枚持っているのだが(FreeWheelingはもってない)、やはりディランは歌詞をきちんと理解しないといけない、という先入観が強かったのと、サウンド的にはThe Bandあたりはあまり食指が伸びなかったり等もあって、あまり熱心に聞かないできていた(今後もそうなんだとは思うが)。
だから、今年の来日公演、食指が伸びかけたのだが、「私みたいな中途半端なファンがチケットを買うことで、コアなファンの人がいけなかったら申し訳ない。」などと思ってしまい(高かったこともあったが)、行かずじまいだった。
それでも、昨年あたりラジオで、ディランの歌詞を特集した講座番組をやっていたのでこれを聞いたりもしていたし、ノーベル賞の候補に挙がっていることも聞いていたので(半分冗談かとも思ったが)、今回の受賞の話は、「なるほどねえ」と思った次第。
新聞等にもあったけれども、春樹ファンも今回は、「これもあり」「ディランならいい」という感じだったんじゃないか。結構。
スウェーデン委員会からの連絡に応答がないとのこと、ディランらしいという感じがする。受賞してうれしぃ~なんてことは決して言わないだろう(ジミーペイジだったら言うかも・・でも彼は詩人じゃないか。)。それにしても、他の文学者からのやっかみの声も多いけれども、何より20数年ぶりに米国から選出されたのがディランだったというのは、米国の作家にとっては、なんとも・・というところなのであろう。
往年のジョニー・ビー・グッドを始め、ビートルズ(サージェント・ペッパー(発表から1ヶ月以内!)、デイ・トリッパー)、トロッグス(ワイルド・シング)、またハウリン・ウルフ(キリング・フロア)等のブルースナンバー。
ボブ・ディランの曲もお気に入りであった。67年のモンタレーの凱旋公演でも、「ライク・ア・ローリング・ストーン」をすでにやっているし(前年に全米2位。発表から1年後くらいか)、68年には、「オール・アロング・ザ・ウォッチタワー(見張り塔からずっと・・これも発表から1年以内か。いい曲。)」をシングルヒットさせている。
ディランの音楽界、とりわけロック・ポップミュージック界への影響が絶大であることはいうまでもない。ビートルズは相互に影響し合ったというところがあるが、初期はまさに直系の落とし子ともいえるThe Byrdsおよび他の「フォーク・ロック」系のバンド、またBuffaloSpringfield、イギリスのディランとも言われたDonovan、ブリティッシュトラッドの草分け的なFairport Convention、それからいうまでもなくThe Band、70年代以降ならビリー・ジョエルやブルース・スプリングスティーン(最近出た初期の音源など、もろディランという曲があった)、その他数え切れないほどだろう。
実は、個人的にはディランというのは、「食わず嫌い」というか、あまり食っていない。
「ライク・ア・ローリング・ストーン」「サブテラニアン・ホームシック・ブルース」「レイ・レディ・レイ」「ハリケーン」等々いい曲もたくさんあるし、アルバムも初期のものを中心に数枚持っているのだが(FreeWheelingはもってない)、やはりディランは歌詞をきちんと理解しないといけない、という先入観が強かったのと、サウンド的にはThe Bandあたりはあまり食指が伸びなかったり等もあって、あまり熱心に聞かないできていた(今後もそうなんだとは思うが)。
だから、今年の来日公演、食指が伸びかけたのだが、「私みたいな中途半端なファンがチケットを買うことで、コアなファンの人がいけなかったら申し訳ない。」などと思ってしまい(高かったこともあったが)、行かずじまいだった。
それでも、昨年あたりラジオで、ディランの歌詞を特集した講座番組をやっていたのでこれを聞いたりもしていたし、ノーベル賞の候補に挙がっていることも聞いていたので(半分冗談かとも思ったが)、今回の受賞の話は、「なるほどねえ」と思った次第。
新聞等にもあったけれども、春樹ファンも今回は、「これもあり」「ディランならいい」という感じだったんじゃないか。結構。
スウェーデン委員会からの連絡に応答がないとのこと、ディランらしいという感じがする。受賞してうれしぃ~なんてことは決して言わないだろう(ジミーペイジだったら言うかも・・でも彼は詩人じゃないか。)。それにしても、他の文学者からのやっかみの声も多いけれども、何より20数年ぶりに米国から選出されたのがディランだったというのは、米国の作家にとっては、なんとも・・というところなのであろう。
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