「ジミー・ペイジ演奏せず」で謝罪だと。

先週ぐらいに東京であったロックのイベントで、ジミー・ペイジが出演すると言うことになっていたのに、
実際にはプレゼンターとして一瞬しか登場せず、観客から苦情が多く出て、プロモーターが謝罪したということがあったらしい。

実は、このイベント、見に行こうかなあ、などと若干迷っていたのである。
ジミー・ペイジが出ると言うことになったのは、ほんとこの直前1ヶ月くらいのことで、「ウムムム・・」などと一瞬思ったことはなかったではない。

ただ、このイベント、なんとなくスケジュールが合いそうな人を集めてやった感が強く(昔の東京音楽祭のように)、出演者に出演する必然性が感じられなかった。ジェフベックはどうせ来年1月に見に行くし(それは個人的な話だが)、その他出演者は、ジョー・ウォルシュ、チープ・トリック、メタリカの人、メガデスの人、リッチー・サンボラ、その他という感じで、なんというか脈絡がなく、どうせみんな1人1,2曲くらいしか演奏しない、紅白歌合戦崩れみたいなものなんだろうな、みんなでセッションとかするわけでもないだろうし(2曲ぐらいはやるか)、などと思っていた。

それに、ジミー・ペイジが演奏することには、全く期待していなかった。まず、演奏しても、悲惨な現状を露呈するだけで、まさか現役ばりばりのジェフ・ベックとのセッションなんてあり得ない、そもそも最近ジミー・ペイジが演奏したところを見たのなんて,北京オリンピックの閉会式でしょ?あれって何年前よ。その間どこかでライブやったなんて話大して聞いたことないし(やったのかもしれないが)、もともとそれほど上手じゃない上に練習してないでしょ?今は昔の音源のリミックスとか再生産で大忙しなんでしょ?なんてなんて、思えて仕方なかったのである。

最近は、ミュージシャンが他界してしまうケースもあるので、思い立ったら見ておこう、なんて思うことが多いのだが、ジミー・ペイジについては、今回のような事態がなんとなく体感的に予想されたのだと思う。

たぶん、呼び屋さんの社長も、直前に演奏しないと本人が言い出して、「ええっ?うそ!そりゃないよ・・・。」などと頭を抱えたのだと思う。おそらく、演奏してくれると思ったからこそ、チラシでも一番上に両巨頭のように記載したんでしょ。この社長には罪はないと思うんだけど。

ジミー・ペイジは好きだけども、もはや現役ではないんだよね。この人は、ロバートと違って、かなりビジネスに徹しているところがあったし、今回のようなことは予想できたんだと思う。少し知ってる人なら。

ジョニー・デップのバンドが出てきたり、ジョー・ペリー(エアロスミス)も出演したり(ジョニーデップバンドのメンバーか?)等サプライズもあったようだけど、まあジミー・ペイジを期待して出向いた方には、お気の毒様でしたというしかないなと思う今日この頃です。

ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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