40年以上洋楽を中心にいろいろ聴いてきたが、私は「何でも聞く」という発想ではない。
かなり日和っているところもあるが、好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、である。
嫌いなもの、というほどではないが、「得意じゃない」というのもある。
そういうわけで、こういった類のものに敬意を表して・・
・カントリー・ミュージック
すみません。得意じゃないんです。
昔から、ジョンデンバーの「カントリーロード」(オリビア・ニュートン・ジョンもカバーしていた)とか、耳に馴染んだものもあったことはあったが、特にレーガン政権時代に米国の保守化のあおりでなのか、ヒット・チャートにカントリーの曲ばかりが上がってくるようになったあたりで、本当に自分はこのジャンルが得意じゃないことが意識されるようになった。
とりわけ、ケニー・ロジャースは嫌いだったな。「gambler」とかのころは、まあどうでもよかったが、「lady」とか、好きな人には申し訳ないが、私には受け入れがたかった。
だから、例えばbyrdsという優れたバンドがいるけれども、初期から「fifth dimension」「notorious byrd brothers」あたりまでは好きだけれども、その次の「ロデオの恋人」のカントリーロック路線は、ちょっとなあ、という感じ。
オールマン・ブラザーズ・バンドも、初期からのサザンロック、ブルースロック路線はとても好みだが、「rumbling man」とかは、ちょっといいかな、とか思う。
東京だと810キロヘルツで、FEN(いまはAFNか?)という米軍放送が聴けて、毎週土曜日の午後は全米トップ40をやっている(パーソナリティは代わったが今でも)が、毎週日曜日の午後は「american country count down」(今はやってないらしい)。これがホント落ち込むんだ。明日からまた平日だ、という感覚を呼び戻してくれて。ちょうど日曜日の夕方の「サザエさん」のような感じ(最近ずっと見てないが、なぜか「サザエさん」というのは、これで休日も終わりだ、また平日のルーティンライフが始まる、という感覚に陥れてくれていたのだ。そして、それはどうも、私だけではないらしいのだ。)。またありふれた日々が始まる、という感覚に、アメリカン・カントリー・カウントダウンも導いてくれてしまっていた。ほんとにつまらなかったあの番組は。同じワンパターンでも、全部ストーンズとか、全部オルタナ系の音だったら許せるんだけど。
古く「カントリーブルース」など、よいものもあるし、カントリー・ミュージックがロックの発展に影響を及ぼした面が大きいことは認めざるを得ないが、やっぱり得意でないものは得意でないなあ。
・「産業ロック」
これは、70年代後半あたりから米国を中心に登場し始めたもの。ルーツにはアメリカンロック、プログレッシブロック等があると思うが、音の特徴は、わかりやすさと大げささ。音の厚さ。曲調に(あくまでも個人的感想だが)ひっかかりがない。まあ、ギターが頑張っている曲もあるが(ニール・ショーンとか)、それを押し消してしまうような分厚いキーボードサウンド。そして歌い上げるボーカル。「産業ロック」とは、渋谷陽一氏が命名したものだね。
始まりはボストンあたりだと思うが、まあボストンは出会いの時点で受けた衝撃が原体験なので、私は今でも初期の2枚はたまに引っ張り出して聞く(やはりよい)。しかし、その後に出たアルバムはいずれもちょっと、というところ。その後出てきたジャーニー、スティックス、REOスピードワゴン、それにフォリナーもそうかな?TOTOはちょっと違うか?まあ、そんな感じのキャッチーなサウンドである(初期のボンジョビとか、ナイトレンジャー等もそうだと思う。)。
個々に見れば、ジャーニーでも「don't stop believin」のギターとかちょっといいなと思う部分もあったりするが、「open arms(邦題は「翼を広げて」だと)」は、申し訳ないけど最悪だと思う。あのPVでスティーブ・ペリーがのどを震わせながら歌っているのを見たのが決定打であった。もうこれは受け入れられない。フォリナーの「i don't know what love is」など、全米ナンバーワンヒットを出したかったのだろうが、ほんと全く良くない。ついでにブライアン・アダムスの「die for you」も大げさだったなあ。
これらの記載で、結構敵が増えるかも(笑)。
かなり日和っているところもあるが、好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、である。
嫌いなもの、というほどではないが、「得意じゃない」というのもある。
そういうわけで、こういった類のものに敬意を表して・・
・カントリー・ミュージック
すみません。得意じゃないんです。
昔から、ジョンデンバーの「カントリーロード」(オリビア・ニュートン・ジョンもカバーしていた)とか、耳に馴染んだものもあったことはあったが、特にレーガン政権時代に米国の保守化のあおりでなのか、ヒット・チャートにカントリーの曲ばかりが上がってくるようになったあたりで、本当に自分はこのジャンルが得意じゃないことが意識されるようになった。
とりわけ、ケニー・ロジャースは嫌いだったな。「gambler」とかのころは、まあどうでもよかったが、「lady」とか、好きな人には申し訳ないが、私には受け入れがたかった。
だから、例えばbyrdsという優れたバンドがいるけれども、初期から「fifth dimension」「notorious byrd brothers」あたりまでは好きだけれども、その次の「ロデオの恋人」のカントリーロック路線は、ちょっとなあ、という感じ。
オールマン・ブラザーズ・バンドも、初期からのサザンロック、ブルースロック路線はとても好みだが、「rumbling man」とかは、ちょっといいかな、とか思う。
東京だと810キロヘルツで、FEN(いまはAFNか?)という米軍放送が聴けて、毎週土曜日の午後は全米トップ40をやっている(パーソナリティは代わったが今でも)が、毎週日曜日の午後は「american country count down」(今はやってないらしい)。これがホント落ち込むんだ。明日からまた平日だ、という感覚を呼び戻してくれて。ちょうど日曜日の夕方の「サザエさん」のような感じ(最近ずっと見てないが、なぜか「サザエさん」というのは、これで休日も終わりだ、また平日のルーティンライフが始まる、という感覚に陥れてくれていたのだ。そして、それはどうも、私だけではないらしいのだ。)。またありふれた日々が始まる、という感覚に、アメリカン・カントリー・カウントダウンも導いてくれてしまっていた。ほんとにつまらなかったあの番組は。同じワンパターンでも、全部ストーンズとか、全部オルタナ系の音だったら許せるんだけど。
古く「カントリーブルース」など、よいものもあるし、カントリー・ミュージックがロックの発展に影響を及ぼした面が大きいことは認めざるを得ないが、やっぱり得意でないものは得意でないなあ。
・「産業ロック」
これは、70年代後半あたりから米国を中心に登場し始めたもの。ルーツにはアメリカンロック、プログレッシブロック等があると思うが、音の特徴は、わかりやすさと大げささ。音の厚さ。曲調に(あくまでも個人的感想だが)ひっかかりがない。まあ、ギターが頑張っている曲もあるが(ニール・ショーンとか)、それを押し消してしまうような分厚いキーボードサウンド。そして歌い上げるボーカル。「産業ロック」とは、渋谷陽一氏が命名したものだね。
始まりはボストンあたりだと思うが、まあボストンは出会いの時点で受けた衝撃が原体験なので、私は今でも初期の2枚はたまに引っ張り出して聞く(やはりよい)。しかし、その後に出たアルバムはいずれもちょっと、というところ。その後出てきたジャーニー、スティックス、REOスピードワゴン、それにフォリナーもそうかな?TOTOはちょっと違うか?まあ、そんな感じのキャッチーなサウンドである(初期のボンジョビとか、ナイトレンジャー等もそうだと思う。)。
個々に見れば、ジャーニーでも「don't stop believin」のギターとかちょっといいなと思う部分もあったりするが、「open arms(邦題は「翼を広げて」だと)」は、申し訳ないけど最悪だと思う。あのPVでスティーブ・ペリーがのどを震わせながら歌っているのを見たのが決定打であった。もうこれは受け入れられない。フォリナーの「i don't know what love is」など、全米ナンバーワンヒットを出したかったのだろうが、ほんと全く良くない。ついでにブライアン・アダムスの「die for you」も大げさだったなあ。
これらの記載で、結構敵が増えるかも(笑)。
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