眠れない夜

幼い頃から、寝付きがとても悪い。

平気で、1時間、2時間と眠れないままに、布団の中にいた。

「子どもは元気に遊んで、夜はバタンキュー」てなことがよく言われたけれども、
自分には関係ないことであった。

そして、よく夢を見る。
これまたよく、覚えている。
一番古い夢の記憶は、4才の頃、弟が生まれる前後の頃のもの。
当時、ひとりで長野の田舎に預けられたりしたのだが、たぶん、その時の(おいてかれたような)不安や、
弟が出来るということへの期待、その他の心情が渦巻いていたのだろう。

当時の記憶は、夢以外でも結構クリアで、
弟が生まれた所沢の病院のドアに指をはさんだこともよく覚えているくらい。
(なお、最近も夢をよく見るが、見事なほどに起きた~目覚めた瞬間に大半を忘れる。)


しかし、この「寝付きの悪さ」、その後かれこれ50年、未だに変わらない。

毎晩ではないのだけれども、「今日はすぐに眠れなさそう・・」と思うと、
本当に眠れない。
今夜もそう。明朝は6時起きなので、12時に布団に入ったが、全く眠れるという感覚がない。
どうでもいい考えがどんどん浮かんできてしまう。
何かの時のちょっとしたやりとりや発言の内容、MLでのやりとり、等々・・。

自分がちっぽけな人間だから、そんなことを気にして眠れなくなる、という面もあるのかも知れないが、
それだけでもなく、予告なく眠れない夜はふと、やってくる。

例えば、翌日に尋問があるとか、裁判員の公判があるとかで眠れないと言うことはそれほどない。
翌日、何かのイベントで話をしなければならないとか、そういうことで眠れないことも意外とない。
枕が変わると眠れない、ということも以外とない(修学旅行や夏の臨海学校の応援等、集団で雑魚寝するときは、ほんとに眠れなかったが。くたくたでも・・)

むしろ、何もないときの方が、眠れないことがあったりする。
それで、睡眠が少ないと、翌日日中はきついのである。とくに目の疲れがすぐに来る。

飛行機とかでも、ほんと眠れないね。特に長距離の、睡眠を取らないといけないパターンのやつ
(時差ぼけがあるので、そういうときはずっと起きてたりします)。

他方で、
よく眠れるのは、
・電車の座席
・研修会

前者は、揺れのサイクルが心地よいのだろう。
これを利用したベッドでもあれば、購入したいところ。
本とか読んでいても、ほとんど読まないうちにうとうと眠ってしまう。

後者の方は、これはほんとうにまいる。
最近は、研修会が行われる夕方以降は、大概疲れていることもあるが、
そうでなくても、面白いくらい眠くなる。
まじめに研修を受けようと思ってもそうである。
終わると、覚醒する(笑)。
それなのに、なんで実際に寝ようとすると眠れないんだか・・。

研修会での睡魔との闘い、
まあ、これはよくあることかも知れないけど。
人前で話しているとき、1人2人くらいはそう言う人がいて、
本当にその時はその人の気持ちがよく分かる。
決してサボっているわけではない、彼も彼女も。
どうしても、そうなってしまう、そのようなサイクルに落ち込んでしまっているのである。

本当に眠くて、「これから寝たい」というときにすぐに寝れば、比較的よく眠れるのだけれど、
ちょっとシャワーを浴びてから(浴びないと・・)、というふうにすると、
眠れなくなってしまうことも多い。


いろんな人と話をするけれども、
寝付きが悪い人というのは、少なくとも普通に仕事をしている人たちの中では、
どうやら少数派(相対的に、と言うことかも知れないが)なのではないか、と思うようになっている。
意外とみんな、おとなでも「バタンキュー」のようなのだ。

私は、どんなに不遇でも、「バタンキュー」と眠れる人というのは、
それだけでとっても幸せだと思う。
効率よく睡眠を取れる人というのは。

夜2時3時になっても、まんじりともせずに(できずに)いることのどんなにつらいことか。
もし自分が太平洋戦争中に南方に兵士として送られたりしていたら、最初の方で過労で倒れていたんだろうと思う。

戦争のない時代で良かった。

いつまでこれが続くか分からんが。相対的多数の大衆はやりたい方の勢力の支持者なのだろうし。

・・ここではそれが言いたかったわけではない。
眠らしてくれ~。

ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

0コメント

  • 1000 / 1000