「でっち上げDV」という言葉は政治的スローガン化している

このような言葉を語る法律家がいたら要注意。

私が対応しているDV事案で、そんなものは1つもなかったし、今もない。
内容をていねいに見て行けば、なぜか共通する体質が浮かび上がってくる。

殴る蹴るだけがDVではない。
およそ、配偶者・パートナーを支配・コントロールすることに繋がる言動を繰り返す者は、
まさにDV体質を体現する者である。
そして問題なのは、当事者(加害者)にそのような意識がないこと。自覚がないこと。
自覚がないから、当然事実を認めようとしない。
加害・被害事件で、やられた方は覚えているのに、やった方は覚えてない、そんなことが多いが、
DV案件もまさにそれ。
もちろん、事案によって程度問題はあろう。
しかし、本質的には共通のものがあるはずである。

しかし、裁判所は、いかに当事者(被害者)の陳述内容が具体的で、
作り話としてはおよそ考えつかないようなものであっても、
客観的な証拠がないと、それを「あった事実」として認定しない。
要は、認定する勇気がないのだろう。

被害者の供述以外に証拠がないような否認事件でも、
有罪判決を書くこともあるだろうに、
不思議なことである。
そして、加害者は、
裁判所で認定されなかったから、DVはなかったのだ、
「でっち上げDV」だ、などと言い張るのである。

共同親権実現運動などを隠れ蓑に、
「でっちあげDV」などと声高に叫ぶ弁護士、また有力者。
やみくもにマスコミへたれ込み、情報操作をする輩。

何が偽物か、よく注意して見て行かなければならない。

ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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