日韓での名字への感覚の違い

先月末、3日間にわたり、韓国の仁川弁護士会の方々と、交流の機会があった。
埼玉弁護士会が、仁川弁護士会と友好協定のようなものを結んでおり、毎年お互いに訪問し合っており、今年は仁川側からの日本訪問だった。この行事への関心は日本よりも強いぐらいだそうで、今年は30名以上の人(それも、これまで来たことのない人が10名以上)がこの行事に参加した。

つたないハングルや英語で、なんとかコミュニケーションを取ろうとするのだが、いつもいろいろと発見があって面白い。韓国では、「金」「李」「張」といった名字を初めとして、全人口の大半がいくつかの名字に集中しており、上位いくつかで全人口の7割以上を占めるのだという。だから、名前を呼ぶときは、基本的にファーストネーム(名前の方)で呼ぶのが普通なのだと。
他方、日本でも、「佐藤」「鈴木」「田中」等多い名字はあるが、小中高で同じクラスに同じ名字の人が3名いるというのは、地域にもよるかも知れないが、東京あたりではあまりないことである。
そんな話をしていたら、韓国の人はとても奇異に感じたようで、「みんな名字が違うのか?。」「そうだとすると、クラス全員の人の名字を区別して覚えるのか?」などと聞いてくる。ああ、そんな風に考えるのか。まあ、個人の識別指標と考えれば、「名前」だろうが「名字」だろうが同じような気もするが、通常で名字が皆違うということが新鮮だという、そのこと自体がこちらも新鮮であった。

来年はこちらから韓国を訪問する予定。ハングルの能力を上げないと。しかし、英語ももう少し頑張りたいものだが。なにぶん職場の行き帰りプラスちょっと、ぐらいしか勉強時間がないもんで・・。

ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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