ブルーマンデー

クラフトワークの話題の際に出していなかったが、

影響を受けたバンドの1つに、ニューオーダーがある。

大学に入学した頃にイギリスでヒットしていたのが、「ブルーマンデー」。

メガヒットではなかったが、トップ10入りし、息の長いヒットになっていた記憶。

憂鬱な打ち込みサウンド、といったところか。


ニューオーダーの前身は、JOY DIVISION。

イアン・カーティスをボーカルとして、その異様なパフォーマンスは、YouTubeでも見ることが出来る。

このライブ映像を初めて見たのは、カーティスが死んでから10年弱経った頃。

ニューオーダーの人気がすっかり定着した頃。

テニスしに出向いていた軽井沢という、全く異質のシチュエーションの中で、

たまたまつけたテレビから流れたこの映像には、衝撃を受けた。

「まだ見てなかった、知らなかったものがあったー」と。


ジョンレノンが撃ち殺されたその年に、それよりも早く、この人は縊死した。

もちろん自死であった(きっかけは失恋だと言うが・・)。

ブルーマンデーは、バーナード・サムナー、ピーター・フックら、カーティス以外のJOYDIVISIONのメンバーで結成されたニューオーダーが、

(おそらく)まだこの死を払拭できていなかった時期の作品。

そして、まさにその死をテーマにした曲。

このバンドの曲は、しばらくの間、こういった陰鬱な雰囲気を醸し出していたが、

その後、かなり吹っ切れて、エレクトロニック・ポップ(テクノ・ポップとはちょっと違う、もう少しポピュラリティーが高い感じ。ディスコミュージックのエレクトロ版か。当時としては。)サウンドで一世を風靡。

クラフトワーク→ニューオーダー→最近のEDM、という影響の伝播はあったのだろう。


ニューオーダーのこの曲が入ったアルバム「THE POWER,CORRUPTION,AND LIES」(「権力の美学」。大きな花柄のジャケットだったような。)は、私が大学に入った頃、大学生協のレコード売り場の前のほうに並んでいて、なんども買おうかと手に取ったものだった。しかし、個人的にこの曲はとても気に入っていたものの、他の曲もみんな打ち込みで陰鬱なのかも、と思うと、最終的に購入する決断にまでは至らなかったのであった。

なので、未だにこのアルバムは聴き通していない。

ろっくおじさんの戯言

ビートルズが全米制覇をした年に生まれた男(いちおうべんごし)が、音楽ネタや日々の雑感を綴る。仕事には役に立たないブログ。

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